TOP 経営者がおさえておきたい、HR5大重要テーマを語る 「会社で働くって面白い」と思わせるために必要なこと。―働きがい、誇りを感じられる「仕事改革」「マネジメント改革」―(2/5)

2018/01/16

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経営者がおさえておきたい、HR5大重要テーマを語る

第2回

「会社で働くって面白い」と思わせるために必要なこと。―働きがい、誇りを感じられる「仕事改革」「マネジメント改革」―(2/5)

  • スペシャル対談
  • 組織
 

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「経営者を語る。」――今回は、豊田義博氏(リクルートワークス研究所・主幹研究員)をゲストにお迎えします。

テーマは「経営者がおさえておきたい、HR5大重要テーマを語る」。
多様な人が活躍できる職場環境とは?
働きがいと誇りを感じられる仕事の与え方とは?
人生100年時代にあって従業員の一人ひとりがキャリアオーナーシップを持つための支援とは?――
など、これからの企業経営におけるHR領域での5つの重大テーマについて、豊田義博さんと弊社代表・井上和幸で語り合っていただきました。全5回でお届けします。

 

 

井上 第2のテーマは、《働きがい、誇りを感じられる「仕事改革」「マネジメント改革」》です。これは、ものごとのスタンスみたいな話でしょうか。

 

豊田 この話は、たぶん第5のテーマ《自社の存在意義を内外に打ち出す「理念、ビジョン共有、浸透改革》とも絡むことだと思います。例えば、会社で仕事をしていて、その仕事に意味・価値が感じられず、魂が入っていない人たちがじわじわと増えているという実情が、なんとも悩ましい。それは、若者に特に顕著な傾向です。若者の例を挙げると「若者だけじゃないよね」とみんな言うんですが……。その一方で、「ブラック企業」や「過労自殺」の話があります。そうした、働くということそのものに対する後ろ向きな機運みたいなのが、どんどん出てきています。
あるいは、若者を見ていても、特にエンジニアに多いかなと感じますが、担当する仕事そのものが昔と比べるとすごく細分化していて、「これは何のためにやっているんだっけ?」みたいなことが増えていますよね。営業フロントや販売の仕事だと、きれいにマニュアルができあがっていて、「意外と忙しいんだけど“作業‟をするみたいになっているな」とか……。仕事そのものが、この10年20年の大きな構造改革の中で大きく変容したんです。その結果、仕事に魂が入れにくいというか、仕事そのものの意義や価値が感じづらい、あるいは、顧客とか社会からのフィードバックが得られにくいといったことがものすごく増えている。

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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  • 豊田 義博氏

    豊田 義博氏

    リクルートワークス研究所 主幹研究員

    1983年東京大学理学部卒業後リクルート入社。就職ジャーナル、リクルートブック、Worksの編集長を経て、現在は研究員として、20代の就業実態・キャリア観・仕事観、新卒採用・就活、大学時代の経験・学習などの調査研究に携わる。著書に『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?』(PHPビジネス新書)、『若手社員が育たない。』『就活エリートの迷走』(以上ちくま新書)、『「上司」不要論。』(東洋経済新報社)、『新卒無業。』(共著 東洋経済新報社)などがある。

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