2017/11/07
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2020年人工知能時代の幸せな働き方と経営、リーダーシップ
第4回
経営者は、AI「推進派」「興味派」「否定派」「不安派」それぞれの社員に対し、どのようなコミュニケーションを図るべきか?(4/5)
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「経営者を語る」――今回は、藤野貴教氏(株式会社 働きごこち研究所 代表取締役)をゲストにお迎えして、「人工知能時代の幸せな働き方と経営、リーダーシップ」をテーマにお届けします。
どちらかというと不安な未来が喧伝される傾向のあるAIですが、今、経営者が知っておくべきAI関連の情報とは何か?
AI時代に経営者は組織と職務をどうオーガナイズしていけばいいか?
人間にしか生み出せない付加価値とは何か?――
といったトピックについて、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 AIに何を任せて業務効率を上げていくかという話をもう少し考えていきましょう。何か良い例はありますか。
藤野 例えば、《議事録をとる》という仕事を考えたときに、それをAI化するとしたらどんなことができると思いますか? この対談を読まれている経営者の方にも、できれば考えていただきたいんですが、AIを使って議事録づくりを効率化するにはどうすればいいでしょうか?
井上 ごくごく普通に考えると、「会議の様子をその場で音声認識して文字起こしする」とか、「それをしてもらう前提でファシリテーションをする」といった答えになるよね。「今は認識率が低くてまだ使えないけれど、技術的にはやがてできるようになるでしょう」と。
藤野 そうですよね。しかし、ここではまず、「そもそも議事録は何のためにあるのか?」という問いかけをしなければいけないんです。そもそも議事録は何のためにあるのかといったら、《関係者が情報を共有すること。そして、共有するのは何のためかといえば、仕事を速やかに前に進めるため》です。
井上 そうすると全部を記録してそのまま出すというのは、逆に非効率だね。
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