2017/07/24
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経営者PR論
第4回
社外への前に、まず社内や身近な人たちに向けての発信を徹底、継続すること。(4/5)
- スペシャル対談
- マーケティング
ちなみに、社長にそういう役割をしてほしいと頼んだときに、「僕は自分でPRができますよ」と言う社長がいるんですが、本当にできた人には一人も会ったことがありません。「一日一時間でもいいから時間を作ってくれ」と言っても無理ですから。第1回でも話したように、経営者の時給は高いですからね。僕は、「時給を10万で計算してほしい」と言っています。
井上 ある意味、計算不能ですしね。「経営者は忙しいんだから経営に専念しなさい」と。
野呂 優れた経営者とたくさん付き合ってきて思うのは、彼らが偉いのは「やらないことを決める」ことです。任せてもいいものは全部任せてしまう。それこそ、着る服やネクタイの柄も自分では決めない社長もいます。「選んでおいて。それを着るから」と。そうやって任せるクセが付くと、広報だけに限らずいろんな分野で自分の手を放し、アウトソーシングができるようになる。
僕だってそうですよ。僕は月収が2万しかなかったときに会社を創ったんですが、そのときに5万円払って顧問弁護士を頼んだ。それが上手くいった理由の一つだったと思います。当時の5万はきつかったけれど、自分が一から法律の勉強をするよりはいい。契約書のことで悩まなくなって本当に楽になりましたから。僕が司法試験を受けたら何年かかるのかということですよ。
井上 そもそも、一人でできないことをやろうとしているのが法人ですからね。
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