2017/07/18
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経営者PR論
第3回
あなたのSNSでの発言や投稿は、経営者としての価値を貶めていたりしませんか?(3/5)
- スペシャル対談
- マーケティング
野呂 今まで僕が経験した例で言うと、お金を追う社長は絶対にPRに向かないですね。「金儲けしたい」とか「フェラーリが欲しい」「有名になりたい」といった人は、メディアの人から底の浅さを見透かされて、「あいつ全然面白くないよ」みたいな評判になってしまう。ホリエモンみたいな個人事業主ならいいと思いますが、会社の経営者ということだと、ちょっとね。出たがりみたいな人も、マスコミにはバレます。
井上 多くの経営者の方が話されているように、理想とする誰かをベンチマークにするといいんでしょうね。
野呂 そうですね。メッセージ発信のモデルケースとして、自分の好きな経営者を見つけたらいいと思います。そうすると楽ですよ。例えば、「自分はイーロン・マスクみたいになりたい」と決めたら、メッセージはこういう風に発表しようとか、ファッションはこうしようといったように真似していくんです。
ただし、注意があります。そのときに、多くの人が失敗するのは、例えば、スティーブ・ジョブズを好きな人はたくさんいて、彼をモデルにするのはいいのですが、マイクロマネジメントを真似しようとすることです。僕は、「PRのところだけ、メッセージの部分だけを真似してください」と言っているのに、マネジメントまで真似してしまう。 ジョブズに会ったことがなく、そこで働いたこともないのに、本に書いてあることを真似してカリスマ気分で失敗する人が多い。PRのことなら、世の中に出ているから、そこは参考にできるけれど、社内でどんなマネジメントをしていたのかはわからないじゃないですか。そこは真似してはいけないところですよ。
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