TOP 総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉 経営者に聞く!大切にしている言葉:株式会社アシスト 代表取締役社長 大塚 辰男氏

2023/10/12

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総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉

第52回

経営者に聞く!大切にしている言葉:株式会社アシスト 代表取締役社長 大塚 辰男氏

  • キャリア
  • マネジメント
  • リーダーシップ
  • 組織
当メディアにて取材をさせていただいた方々にお聞きしている、「大切にしている言葉」。
あの経営者・幹部は、どんな言葉を大切にしているのでしょうか。
大切にしている理由とともにお届けする本企画。

 

今回は、「私が経営者になった日」の特集にて取材させていただいた、株式会社アシスト 代表取締役社長 大塚辰男さんの言葉をご紹介します!

 

1972年の設立以来、パッケージソフトウェア市場の先駆者として、50年にわたり「IT×商社×コンサル」という独自のポジションを築き、取引社数は延べ2万社以上となる株式会社アシスト。

 

同社代表取締役社長の大塚さんが大切にしている言葉は、
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“会社は将来の社員からの借りもの”

 

‘地球は祖先から譲り受けたものではない。我々の子孫から借りているのだ’

というネイティブ・アメリカンの言葉があります。

 

社長就任以来、

‘いまわたしが携わっているアシストの事業や経営は、

将来の経営者や社員から預かっているものだ’

という想いがいつも心のどこかにありましたが、

強く思うようになったのはここ最近です。

 

おかげさまで、会社の規模も大きくなり売上も堅調ですが、

これまでの50年同様、今後もアシストを取り巻く環境の変化は

ますます激しくなっていきます。

 

そのような中で自分がいまできることは、

社員が幸せに働き続けられるように、アシストが社会に提供できる価値を磨き、

アシストのよい文化を守りつつ、会社をより盤石にすること。

 

今年から始まった3ヵ年の中期経営計画では、

これらを実現するための基盤作りに全力を注ぐつもりです。

 

(大塚 辰男)




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新潟県で生まれ育ち、高校卒業後は東京でプロのウエーターとなりましたが24歳の時にコンピューター業界に興味が沸き、菱友計算に就職し新しい環境で貪欲に学んでいた大塚さん。ソフトウェアパッケージと実績主義、外国人社長に惹かれてアシストに転職しますが、前職との社風の違いと自分で手を挙げないと仕事がないということに驚いたそうです。

 

創業者のビル・トッテン氏が、1985年に『哲学と信念』を出し、アシストはグループとして分社化を盛んに行うようになり、パンソフィックという子会社に転籍した大塚さん。その後、コンピュータ・アソシエイツが、パンソフィックを買収したことにより、アシストグループの中でも2つの会社が一緒になったアシスト・コンピュータ・アソシエイツ(エー・シー・エー)が誕生。1998年に分社化の時代は終わり、新規事業の事業部長として組織を率いるなど、東京を拠点とした活動は続いていましたが、2001年に単身赴任で神戸支店へ支店長として異動しました。そこで「お客様との末永いお付き合い」を強く意識するようになったそうです。

 

会社にとってはもちろん業界においても、ある意味カリスマ性を持っていたビル・トッテン社長の後を継ぐことになり、“間違いなく最大のターニングポイントだった”と語る大塚さん。

 

社長として、会社のベクトルをそろえていくために、方針を出すことを欠かさずされてきました。アシストにとって、中期経営計画はいわば、アシストが理想として掲げている『哲学と信念』に、どうやって近づけるかを具体的に示すものだと語っています。

 

記事の中では、窮地を乗り越えた過去や、アシストの価値の追求などについても語っていただきましたので、ぜひご一読ください!▼取材記事はこちら

【株式会社アシスト 大塚 辰男氏】

一から始めたことだから、何も怖くはなかった。意味のない進学はやめて自活の道へ。(Vol.1)

 

【株式会社アシスト 大塚 辰男氏】

正確で遅い判断よりも、迅速で修正する勇気を持った判断 会社の基盤となる『哲学と信念』。(Vol.2)

 

【株式会社アシスト 大塚 辰男氏】

『哲学と信念』の理想にどうやって近づくか。 アシストの価値は何かを追求する(Vol.3)

プロフィール

  • 大塚 辰男氏

    大塚 辰男氏

    株式会社アシスト 代表取締役社長

    1956年新潟県生まれ、1980年 株式会社菱友計算(現 菱友システムズ)入社、システム開発に従事。1983年 アシスト入社後、アシストのグループ会社であるパンソフィックの東日本営業部部長、同じくグループ会社であるエー・シー・エーの開発プロダクト営業本部事業部長を経て、東日本営業本部 本部長、事業部長などを担当後、神戸支店長、2002年 西日本支社 支社長、2009年 常務取締役などを歴任。2012年 名物社長でカリスマだった元アメリカ人(2006年日本に帰化)、ビル・トッテン(現アシスト会長)から経営を引き継ぎ取締役社長に。2013年より代表取締役に着任し、現在に至る。

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  • 来代 あかり

    来代 あかり

    KEIEISHA TERRACE編集部

    法政大学卒業。幼少期から国際教養に触れてきたことから高校でオーストリアに留学し大学ではドイツに留学。帰国後は国際ボランティアのチームリーダーとしてイベントの企画運営を務めた。何事も恐れず前向きに飛び込む熱意と物事を企画し実現する行動力を活かし、組織の核である経営者・幹部層の経営力・リーダー力の向上を支援するため、2022年経営者JPに入社。これまでの経験を活かし、主にプラットフォーム事業本部で「KEIEISHA TERRACE」の取材記事掲載、オンラインセミナーの運営を担当する。

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