2022/12/15
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総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉
第22回
経営者に聞く!大切にしている言葉:ユニバーサルミュージック合同会社 社長兼最高経営責任者(CEO) 藤倉 尚氏
- リーダーシップ
- マネジメント
- キャリア
- 組織
当メディアにて取材をさせていただいた方々にお聞きしている、「大切にしている言葉」。
あの経営者・幹部は、どんな言葉を大切にしているのでしょうか。
大切にしている理由とともにお届けする本企画。
今回は、「私が経営者になった日」特集にて取材させていただいた、
ユニバーサルミュージック 代表取締役社長 藤倉尚氏の言葉をご紹介します!
Billboard 2019年と、2021年の2度、 International Power Playersにも選出された藤倉尚氏が大切にしている言葉は、
“人を愛し、音楽を愛し、感動を届ける”
この言葉はユニバーサルミュージックの社訓でもあります。
最初は「音楽を愛し」が先頭にありましたが、「人」を先頭に変えたんです。
自分たちのサービスは、モノより人が常に中心にある。
良い音楽をつくってそれを送り続けるために、
社員が能力を最大限発揮できる環境を整えていきたいと思っています。
(藤倉尚)
日本に拠点を置く外資系レコード会社の中では最大手であるユニバーサルミュージック。藤原氏は洋酒メーカーからポリドールへ転職。数々のレーベルでヒットを生み出し、AIや徳永英明のヒットをきっかけにユニバーサルシグマを軌道に乗せ、ナオト・インティライミやback number、クリス・ハート、米津玄師など多くの新人アーティストを送り出したのち、2014年にユニバーサルミュージックの代表取締役社長に就任されました。
就任以来、さまざまな施策を打ち出しており、なかでも画期的だったのは雇用制度です。藤倉氏は全社員の60~70%が契約社員というなかで、1年以上の雇用契約を結んでいる希望者は全員、勤続年数を問わず、正社員化しました。それまでの成果主義は短期的にはメリットがあっても長期的には弊害が多い制度です。もちろん反対はありましたが、株主から信頼を得るために、3~5年かけて日本のやり方で会社が伸びていくということをエビデンスで示し、アメリカ本社のOKをもらうことができたそうです。
大切にしている言葉の通り、人を愛し、音楽を愛し、社員を愛していることが本当に伝わってきました。