TOP 総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉 経営者に聞く!大切にしている言葉:株式会社ビードットメディカル 代表取締役社長 古川 卓司氏

2022/10/13

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総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉

第13回

経営者に聞く!大切にしている言葉:株式会社ビードットメディカル 代表取締役社長 古川 卓司氏

  • キャリア
  • マネジメント
  • リーダーシップ
  • 組織
当メディアにて取材をさせていただいた方々にお聞きしている、「大切にしている言葉」。
あの経営者・幹部は、どんな言葉を大切にしているのでしょうか。
大切にしている理由とともにお届けする本企画。

 

今回は、「イマ、ココ、注目社長!」特集にて取材させていただいた、株式会社ビードットメディカル 代表取締役社長 古川 卓司氏の言葉をご紹介します!

 

新規のがん患者は、年間100万人を超えると言われている中、放射線治療の一種である「陽子線治療」が期待を集めています。株式会社ビードットメディカルは、放射線医学総合研究所(放医研)で培った高度な技術と、さまざまなノウハウをもとに、陽子線治療は高額な費用がかかる・治療装置自体の数が少ないといった課題を解決するため、小型・低価格な「陽子線がん治療装置」の開発を手掛け、各メディアからも注目を集めています。ひとりでも多くの命を救いたいという想いで創業した代表の古川氏が大切にしている言葉は、
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“天馬行空”

 

 

この言葉には、松下幸之助氏から学んでいく中で出逢いました。

選んだ理由は二つあります。

 

一つは、言葉の通り、

「天馬が空を駆けていく」というイメージのように、会社が駆けていく。

ひいては、ユニコーン企業を目指す、という想いです。

 

もう一つの理由は、行動や思想にとらわれず、

自由に活発でいたいという想いからです。

 

これは本来のこの言葉の意味に通じるものですね。

 

大手メーカーのやりかたや、古い慣習にとらわれず、

時代に合った形を自身も求め続けていきたいと思っています。

 

医療機器も機械を売るというよりもサービスを売る時代、

など、今までの形にとらわれず変化するタイミングにきています。

 

自分自身もビジョナリーに感受性高くありたい、

そのためには「とらわれない」ことが何よりも大切だと感じているため

この言葉を選びました。

 

( 古川 卓司 )




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放医研の研究員として放射線医療装置の研究開発に携わったのち、放医研発のベンチャーとしてビードットメディカルを2017年に起業した古川氏。同社が開発した超小型陽子線がん治療装置は、現在薬機法承認に向けた準備中で、順調にいけば年内にも医療機器として認められる予定です。医療機器として来年が勝負の年と語っていた姿が印象的でした。

 

少子高齢化の加速に伴い、がん罹患数も増加傾向にあると言われています。
以前は、不治の病と思われていましたが、医学の進歩や新たな治療法の登場により今では治る病へ変化しています。そうした背景には、古川氏のような熱い想いの方がいらっしゃるのだということを改めて感じました。

 

インタビューでは、医療の道へ進むきっかけとなった放医研での経験や古川氏の想い、これからの展望などをお話いただきました。ぜひご一読ください。▼取材記事はこちら

超小型陽子線がん治療装置で多くの命を救いたい。

 

 

プロフィール

  • 古川 卓司氏

    古川 卓司氏

    株式会社ビードットメディカル 代表取締役社長

    千葉大学在学中に放射線医学総合研究所(放医研)に入所し、2004年に千葉大学大学院にて博士号を飛び級で取得。2011年には開発グループリーダーに着任し、放医研の新治療棟建設プロジェクトでは予算要求から装置導入、治療開始までの指揮を執り、また複数の病院における重粒子線治療装置導入プロジェクトを率いるなど、豊富な実績を持つ。2017年に放医研発のベンチャー企業として、ビードットメディカルを設立し、超小型陽子線がん治療装置の開発に取り組む。立教大学理学研究科客員教授。

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  • 益野 典子

    益野 典子

    KEIEISHA TERRACE編集部

    2017年、経営者JPに入社。プラットフォーム事業本部セミナー運営事務局として、「志高き経営者・リーダーたちが、集い、学び、執行する場の提供」を実現するため各企画を運営している。

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