2018/10/23
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経営者のための、覚悟を磨き、結果を勝ち取る力
第5回
未来のことだけを考えるサードプレイスをつくりたい。(5/5)
- キャリア
- スペシャル対談
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「経営者を語る」――今回は、リーダーシップ・行動心理学の研究者である池田貴将氏(株式会社オープンプラットフォーム代表取締役)をゲストにお迎えします。
池田氏に、「経営者のための、覚悟を磨き、結果を勝ち取る力」をテーマに、決断力の高め方や、最速のスピードで目標達成する方法などを、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 去年でしたか、『図解モチベーション大百科』(サンクチュアリ出版)を出されたのは。あれも面白い内容でしたね。どのような経緯で書かれたのでしょうか?
池田 これは極論ですが、日本の人たちは「腑に落ちる」ことがすごく重要だから、松下幸之助さんではありませんが、根拠があるかどうかよりも素直さが大事、というようなところがあります。「そうだよな」と思えれば、根拠はあまり必要でなかったりする。
しかし、それはすごく威厳があれば成り立つんですが、ある程度カルチャーが広がっていくと、カルチャーを越えても根拠になるものを出せないと説得力が上がらなくなると思っていました。
それで、事例や実験を集めたいと思っているところに出版社から話をいただいて、協力して約200個の事例や実験を集めました。その中から、面白い物を100個残そうということになったんです。
井上 この本は、リーダーが自分の話に根拠付けをするには「これ一冊あれば十分」というほどの内容ですね。深掘りをしたければ、各項目に関連する書籍を読めばいい。ああいうのはいいですね。
例えば、同書にはこんな興味深い例がありました。《架空の患者の症状や病歴を読み上げ、経験豊かな医者たちに診断をしてもらいます。Aチームの医者には事前に何もしない。Bチームの医者には事前に医療関係の記事を読んでもらった。Cチームの医者には事前にキャンディをあげた。すると、Cチームの医者はA、B両チームと比べ、2倍の速さで正確に診断した》
池田 僕の講座にも、「変わりたい!」とか「変えます!」とか、変わることを難しく思っていらっしゃる方がいたんですが、この本を読んでみると、「アメ玉一個あげるだけでお医者さんの生産性が倍になっちゃったじゃん」みたいな話がたくさん出てくる(笑)。
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