2018/09/04
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経営者のための、覚悟を磨き、結果を勝ち取る力
第1回
あなたの決断力を高める、とてもシンプルな二つの方法。(1/5)
- キャリア
- スペシャル対談
「経営者を語る」――今回は、リーダーシップ・行動心理学の研究者である池田貴将氏(株式会社オープンプラットフォーム代表取締役)をゲストにお迎えします。
池田氏に、「経営者のための、覚悟を磨き、結果を勝ち取る力」をテーマに、決断力の高め方や、最速のスピードで目標達成する方法などを、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 池田さんとは、僕が創業準備をしているときからご縁があって、当時は渋谷でされていた講座に参加させていただきました。あれはとてもいい機会になりました。「何がしたいのか?」「何を大切にするのか?」など根底の部分を掘り下げるワークなど、自分自身の良い棚卸にもなりましたよ。
経営者JPを創業してからは当社でワークショップを開いていただきましたし、また、池田さんの大ベストセラー『覚悟の磨き方ーー超訳 吉田松陰』(サンクチュアリ出版)を世に出すためのご縁結びをさせていただいたのは、僕のちょっとした自慢です(笑)。
当社で開催したある講演会に池田さんが参加してくださったんですが、そのときに吉田松陰にご興味を持たれたんですよね。
池田さんが突き抜けているなと思うのは、いったん興味を持ったら徹底的に勉強されることです。当然、吉田松陰に関連する本は全部読んでいるし、萩まで行って現地も見てきている。そういうところが違うと思いますね。
池田 僕も井上さんには大変お世話になっています。
井上 ところで、池田さんは最初、アンソニー・ロビンズ(注=世界ナンバーワンコーチと言われる)のメソッドを学び、それを伝授するところからスタートされましたが、そこに大和魂をかけ合わせたのも池田さんの一つの特徴ですね。
池田 アンソニー・ロビンズのメソッドは、極端に言えば「どうやったら夢は叶うのか?」ということです。ただ、僕が講座を始めた当初は「志」のある方々が参加されていたので問題にならなかったんですが、その後、多くの方にお伝えしていくうちに、「そもそも夢がない」という声を耳にするようになりました。あるいは、「お金持ちになりたい」といった刹那的な目標はあっても、「命をかけてやりたいものがない」というのです。
そう言われて自分を振り返ってみれば、講演家、講師としてちゃんとやっていきたいとは思っていても、全生命を燃やし尽くすほどのものが僕自身にもないと思いました。それならば、僕は日本人だから「日本のリーダーの人たちが勉強していたものを学ぼう」と考えていたところに、井上さんから吉田松陰の話を教えていただいた。最初は坂本龍馬に関心があったんですが、彼はどちらかというと動く人です。その後に吉田松陰の話を聞いたときに、僕は自分が研究者というか、勉強者というか、勉強しているのが特技みたいなところがあるので、吉田松陰に自分を投影しやすかったんですね。
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