2018/08/28
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コミュニケーションをエンジニアリング、人と組織の潜在力を解き放つ
第5回
問題解決とは、「S-PDS(基準値―仮説―実行―検証)」のプロセス。(5/5)
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「経営者を語る」――今回は、株式会社リクルートコミュニケーションエンジニアリング(以下RCE)社長の西垣大さんをゲストにお迎えします。
今回の対談では、「コミュニケーションをエンジニアリングし、人と組織の潜在力を解き放つ」をテーマとし、かつての同僚でもある弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 先ほど、超大手企業は「べき論」でビジネスを動かしているという話がありました。
ただ、なかなかそういうものでは動かないのが超大手ではないような会社ですし、また、超大手であったとしても、変革が必要なときに既存の機能だけで上手くいくのかというと、そうはいかない。結局コミュニケーションなんでしょうね。
西垣 そういう意味では、変化する経済やマーケットという生態系の中で企業という生き物が30年、50年生き残っていけるかどうかなんて、誰も確実なことはわからないわけです。「今、既存の会社の中でこの先30年残っている会社ってどのくらいあるんだろう?」と考えると、そんなに確率は高くない。だとすると、やれることは生物と一緒です。
たゆまぬ環境の変化の中で自分という生き物をどう適応させていくか? という仮説ー実行―検証のメカニズムをちゃんと働かせることです。
環境が変わるというのは五感でしか感じられないですよね。外と接点を持っている第一線の人、例えば営業の人たちが環境の変化を感じ取る一番のセンサーになっているはずで、ここが感じた「これ、やばいぞ」とか、「これ、チャンスだぞ」という感覚を、ちゃんと社内に伝える。「だったら、こういうことをした方がいい」、「こういうことを考えた方がいい」といったものをちゃんと見つけ出す。決める。関わりのある人たちが一緒になってそのことに知恵を絞って考えていく。そして実際にやってみて、上手くいったことや上手くいかなかったことをまた持ち帰る――。これを絶え間なく続けるしかない。
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