2018/07/26

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経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期開催レポート

第1回

禅とは何か?禅概論を学ぶ

  • マインドフルネス・禅
  • マネジメント
  • 経営
経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期
2018年4月14日(土)に実施したプログラムのご紹介をさせて頂きます。


こちらの実践塾は、受講回数を3回・6回・9回・12回からお選び頂き、



受講回数に合わせてお好きな回に参加して頂くスタイルとなります


随時ご参加頂けますので、ご興味をお持ちの方はこちらから詳細を
ご確認ください。>>詳細はこちら


Ⅰ. 禅とは?
禅を理解する概念として、「自灯明」と「法灯明」は欠かすことのできない。

「自」と「法」の意味するところとは。

その教えは、人の価値観に頼らずに生きていくための道標となる。

 

Ⅱ. ”マンダラシート”で自分と向き合う
自分の夢・目標は?何に悩み、困っているのか?やる気のスイッチはどこか?
マンダラシートを通し、「自分」を紐解いていく。

ピッチャーとバッターを両立する「二刀流」選手として活躍している

大谷翔平選手は、高校時代の監督、佐々木洋氏からの教えで

「目標達成シート」としてマンダラチャートを活用していた。

自分を再発見し・目標への道のりを明確にするマンダラは

ビジネス、人生において役立つツールである。
Ⅲ. 禅とマインドフルネスの違いは?
禅とは、「真理」と言い換えることもできる大きな概念である。
禅、つまり真理という大きな枠組みの中に、仏教や禅宗などが含まれる、といった構造となっている。
一方マインドフルネスとは、「正念」とも訳される修行法の一つ。
「正念」とは、「今、ここに集中していて、自分や周りに気づいていること」。
正念に至る実践、修行法、テクニックが「マインドフルネス」と呼ばれている。

Google、Apple、Yahoo!、メルカリ、sansanなど、

先端をいく企業が、ストレス低減・集中力向上・創造性向上・生産性向上や

次世代リーダーの創出・育成の中で、適切なリーダーシップを引き出すため、

マインドフルネス・禅を取り入れて結果に繋がっている。

 

Ⅳ. 禅の4ステップ
①ひたすら座禅をする、「只管打座」
②周囲と一体になる、「身心脱落」
③自我を飛び越える「一体・一如」
④禅の最終到達地、「全機現」。

 

「全機現」とは、ありのままに、自分の全てを発揮して、生き切ること。
この境地に達するためには、まず座禅をする「只管打座」が必要になる。
逆に言えば、座禅をしなければ何も始まらない、とも言える。

スティーブ・ジョブズ氏の思想に「禅」が深く関わっていたのは有名な話だが、

同時に彼は、「全機現経営」の提唱者でもあった。

「全機現経営」、すなわち「人」だけではなく「物」・「時間」・「情報」等、周りにある全ての経営資源を「全機現」させていくことにより、成長機会を引き寄せることができる。

 

Ⅴ. 坐禅
概説を学び、椅子坐禅を行う。
坐禅の流れ(基本)をテキストを用いて学んでいく。
ポイントは「調身」「調息」「調心」。
坐禅をする準備を整え、視線は少し先を半眼で眺める。(調身)
呼吸を続け、息を整えながら(調息)、雑念や妄念の調和(調心)を意識。

坐禅の効能としては、ストレス緩和や思考力・記憶力・集中力の向上があげられる。
初回の坐禅では、なかなか集中できなかったり眠気に負けそうになってしまったという声も。
Ⅵ. 経営に活かす禅語
「行住坐臥」:
どんな時でも、全てが禅につながる。いつでも自分の内外に気づいている、集中している状態にコントロールするのが禅の心である。

「初心不可忘」:
成功したときも失敗したときも、年老いても、常に新しい初心を刻むべきである。

「挨拶」:
本来は立場が上の者から下の者に質問し(師匠から弟子に向けた禅問答など)、相手の状況を確認するためのもの。

「主人公」:
一人ひとりの中にある、本来の自分。

「随所作主、立処皆真」:
いかなる場所でも、本来の自分を出し切れば、自分のいる場所は真実となる。 各回テーマを変えての講座となるため、随時ご参加頂けます。

次回以降の講座概要とスケジュールはこちらをご覧ください。

経営者・リーダーのための「マインドフルネス・禅」実践塾・第1期 <講師プロフィール>
島津清彦(しまづ・きよひこ)
株式会社シマーズ 代表取締役

 

禅の心“で人・組織を強くする「ZENマインドプロデューサー」

元スターツピタットハウス代表取締役。元ソニー不動産取締役。
東日本大震災での被災を機に上場企業の社長というキャリアを捨て、2012年、経営コンサルタントとして独立起業。その後、多くの世界一流リーダーが禅に辿り着くことを知り、自らも出家得度し仏門入り。経営者と禅僧という二つの顔をもちながら、現在は官公庁、大手企業を中心に禅を活かした経営・組織開発コンサルティングやリーダーシップ研修、講演、坐禅指導等を行う。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』BSジャパン『日経プラス10』日経ビジネス、日経アソシエ、朝日新聞、毎日新聞、AERA、日刊ゲンダイ、夕刊フジなどメディアにも多数取材出演。著書に『仕事に活きる禅の言葉(サンマーク出版)』『翌日の仕事に差がつく おやすみ前の5分禅(天夢人)』がある。一人一人が自分の夢や使命に気づき、充実したキャリアやライフを送れるようサポートすることが使命。
座右の銘は一日一生。