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2016/10/24

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スペシャルコラムドラッカー再論

第47回

次年度に向けて、「なされるべきこと」を考える。

  • エグゼクティブ
  • マネジメント
先週末、10/15(土)より、いよいよ、「経営の父・ドラッカーに学ぶ 経営者のための、トップマネジメント塾」の第1期がスタートした。
様々な業界、規模の経営者各位にお集り頂き、これから1年間をかけて、自社の経営・事業の屋台骨を固め直す、あるいは新たに構築頂くことになる。

第1回はオリエンテーションと「成果をあげるエグゼクティブ」についての講義とワークが行われた。

これから1年で「何を成し遂げたいか」。

この問いに、皆さんは明確に答えることができるだろうか?

ドラッカーは問う。

「わが社の事業を脆弱なものにしているもの、成果を阻害し業績を抑えている弱みは何か」
「事業内においてアンバランスになっているものは何か」
「事業に対する脅威は何か。いかにすれば、それを機会に転ずることができるか」

ここから、「得たい結果」と「そのために取り組むべきこと」が導き出される。

そして、それを実行するエグゼクティブとして、いかに成果を出すかについて、ドラッカーは「成果を上げる人の、8つの習慣」を述べている。

その「第一の習慣」は、「なされるべきことを考える」。

「いまあなたが、やりたいと考えていることは何か」
「現在、実際には、何に一番時間を使っているか」
「それは、組織にどれくらい貢献できているか」

さて、みなさんは、どうだろう?

その上で、「あなたがいま、やりたいこと、でもなく、頼まれたこと、でもなく、<組織のために、最も取り組むべきこと>は、何か」。

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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