TOP 総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉 経営者に聞く!大切にしている言葉:サグリ株式会社 代表取締役 CEO 坪井 俊輔氏

2024/04/11

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総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉

第64回

経営者に聞く!大切にしている言葉:サグリ株式会社 代表取締役 CEO 坪井 俊輔氏

  • キャリア
  • マネジメント
  • リーダーシップ
  • 組織

当メディアにて取材をさせていただいた方々にお聞きしている、「大切にしている言葉」。
あの経営者・幹部は、どんな言葉を大切にしているのでしょうか。
大切にしている理由とともにお届けする本企画。

今回は、「イマ、ココ、注目社長!」の特集にて取材させていただいたサグリ株式会社 代表取締役 CEO 坪井俊輔さんの言葉をご紹介します!

坪井さんが大切にしている言葉は、

.“人々を幸せに 地球を豊かに”

日々この言葉の解像度が高くなっている気がします。
もともとは現場の農家さんや子どもたちと向き合う中で、
その状況をなんとかしたいところから見えてきたものでしたが、

自分自身も娘が生まれ、子どもたちが生きる世界が、
自分の娘も大人になって生きる世界だと繋がった時に、より使命感が増し、
具体的な世界が見えるようになってきました。
教育一つをとっても、どれだけ子供が貴重であるのかということも、
子育てに参画することですごくわかるようになった気がします。
それは結果として、さきほどの人類や地球という
大きなロールを見れるきっかけになったことは事実です。
例えば気候変動や食料安全保障などはすごい抽象的なもので、
本来だったら国が抱えて発信するロールであるとは思いますが、
私は自分ごとになるような要素、現場や自分の身近な娘の姿から、
その抽象的なロールを描くことができています。
結果として、「それって他の人も共通する話ですよね」と思っていただける気がします。
なので、このワードはすごくフィットしています。

(坪井 俊輔)

 

衛星データとAIを駆使して世界の農業の効率化に挑む、サグリ株式会社。創業者の坪井俊輔さんは幼少時、ディズニー映画『トゥモローランド』や『バズ・ライトイヤー』を見て宇宙に憧れを抱き、学生時代に最初の起業に選んだテーマは「宇宙教育」でした。

大学で宇宙研究に携わった際、中学生・高校生たちにレクチャーする機会を通して、「いまの日本の子どもたちは夢を語らない」ことを痛切に感じられたそうです。
いまのままでは、大きな志を持つことも、挑戦することもできなくなってしまう、それは日本にとっても社会にとっても大きな損失だと思い、この状況を変えるために「宇宙教育」を始められました。

事業を海外展開する中で、家業を継ぐために夢があっても、諦めざるを得ないルワンダの子どもたちとの出会いを通して、自分が本当になすべきことはなんなのか、坪井さんは深く考えさせられそうです。その後、うちゅう社の事業と宇宙研究を続ける中で、EUが地球観測プログラム「コペルニクス」の衛星データの無償公開を始めることを知り、これがいままで培ってきた宇宙の知識と農業とが結び付いた瞬間だったそうです。

サグリの事業である農業改革は非常にスケールの大きいテーマで、坪井さんが目指すのは地球規模の課題解決。その実現のため、大きく成長する覚悟を固めるためにうちゅう社の一事業として育てるのではなく、新たにサグリ株式会社を2018年6月に設立されました。

記事の中では、サグリ社を軌道に乗せるまでの紆余曲折や、サグリ社の事業、人材や働き方、経営者像などについて語っていただきましたので、ぜひご一読ください!

▼取材記事はこちら

世界の農業を改革し、子どもたちが夢を描ける未来をつくる。【前編】

世界の農業を改革し、子どもたちが夢を描ける未来をつくる。【後編】

プロフィール

  • 坪井 俊輔氏

    坪井 俊輔氏

    サグリ株式会社 代表取締役 CEO

    1994年横浜生まれ。横浜国立大学理工学部機械工学・材料系学科を卒業。2014年4月に大学入学。大学3年次、MakersUniversityの1期生として選抜。そこで出会った仲間や恩師によって、人生が大きく変化。2016年6月民間初、宇宙教育ベンチャー株式会社うちゅうを創業及び代表取締役CEOを務める。2016年ルワンダに赴き、教育活動を行う中で、現地の子どもが各々夢を持ちつつも、卒業後、農業現場で働くことを知る。その後、2017年4月DMMアカデミーへ入学。衛星データを用いることで、現地の農業状況を改善し、将来的に子どもが自分の夢に挑戦できる環境を目指し、2018年3月にDMMアカデミーを早期卒業し、2018年6月サグリ株式会社を設立。MIT テクノロジーレビュー 未来を創る35歳未満のイノベーターの1人に選出。2023年1月にシンガポール法人を設立し、更に東アフリカでもサービス提供開始。経済産業省50社を選出した「J-Startup企業」に選出。農林水産省 「デジタル地図を用いた農地情報の管理に関する検討会」 委員。情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。ソフトバンクアカデミア13期生。

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