TOP 戦略HRBPから見た、人・組織・事業・経営の現在&これから あなたの自信のなさは、自分自身のプレゼンス(存在感)と深い関係があるかもしれない

2021/02/11

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第9回

あなたの自信のなさは、自分自身のプレゼンス(存在感)と深い関係があるかもしれない

  • 組織
  • 35CoCreation合同会社 CEO 桜庭 理奈氏

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様々なエグゼクティブやリーダーと伴走する中で、コーチングセッションを持つ機会も少なくありません。特に先行きの道筋がすっきりと真っすぐ見えるわけではない中で、舵取りを行い、チームを同じ船に乗せるために鼓舞し、モチベーションを上げ、組織の志と一人ひとりの志とが繋がった状態を維持し、ゴールへとたどり着く上では、自分自身の認知の幅と深さだけでは、到底立ち向かうことは孤独であり、苦しい道だと感じます。経営者やリーダーもひとりの人間であり、常に迷いと葛藤を繰り返しながら、決断を下しているのです。

 

最近では、はっきりとした課題感をもって、それを解決してほしいといったコンサルティングのご依頼よりも、「なんだかすっきりしない状況があり、答えは今わからないが伴走型で相談に乗ってほしい」、「自分自身が経営者として、リーダーとして、あるべき姿なのかをコーチングセッションを通して、今一度見つめなおしたい」といったご相談も急速に増えてきました。そういったご相談をいただくときに、共通しているのは、その人がいま置かれている状況や状態を何とか違った形に変えたいと思っていても、何かが邪魔をしてそこに行きつけないことを感じているということです。ただ、ひとりでは解決への道が見えず、課題への解像度が上がらないので、コーチという伴走者と共に探る旅に出るわけです。

 

想像する以上に自分の「自信:コンフィデンス」に課題感を持っているリーダーは多い

先述したように、経営者やリーダーもひとりの人間であることを忘れてはいけません。組織の階層の階段があるとすれば、それを登っていけばいくほど、高度も変わり、気圧も低くなり、空気も薄くなり、道も険しくもなります。前の中継点では通用したことも、次のレベルへとチャレンジしていけば、以前はもっと出せたパフォーマンスも半分ほどしか発揮できず、息苦しさを感じることもあります。険しい道をわざわざ進むリスクを取ることができるリーダーと、そうではない人材とでは、何が違うのでしょうか。また、そのような状況や自分の限界にぶち当たった時、彼らは一体どのように自信を回復し、成長のステップを止めずに前へ進んでいく原動力を生み出しているのでしょうか。

 

コーチングセッションの中で、特に取り組みたいトピックとして、「自信:セルフ・コンフィデンス」がないことを挙げるクライアントも少なくありません。ふと、2018年7月にハーバード・ビジネス・レビューに投稿された、ピーター・ブレグマンの記事を思い出しました。素晴らしいリーダーシップを発揮している人材は4つの特徴がみられるというものです。

1つ目は、自分自身に自信があること。2つ目は、他者と心から繋がりを持てること。3つ目は、成し遂げるパーパス(志)にコミットしていること。...

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プロフィール

  • 桜庭 理奈氏

    35CoCreation合同会社 CEO

    外資系金融企業での営業・企画推進を経て、人事へキャリアチェンジ。複数の外資系企業において、多国籍な職場環境で戦略的な人事を担当。2016年、アジアパシフィック地域統括の戦略人事担当として、外資系医療メーカーのGEヘルスケア ・ジャパン株式会社へ参画。2017 年より同社日本法人の人事本部長、2019年より執行役員として着任。2019年より組織開発コンサルティング活動をパラレルで開始し、2020年5月より35 CoCreation (サンゴ コ・クリエーション)合同会社を設立し、人事部&人事部長不在の多様な組織間で、CHRO(チーフ・HRオフィサー)人材のシェアド・リソース・サービスを提供する、人財プラットフォーム事業の代表を務める。愛知県出身。趣味はダイビング。