2021/02/11
1/1ページ
戦略HRBPから見た、人・組織・事業・経営の現在&これから
第9回
あなたの自信のなさは、自分自身のプレゼンス(存在感)と深い関係があるかもしれない
- 組織
- 桜庭 理奈氏 35CoCreation合同会社 CEO
様々なエグゼクティブやリーダーと伴走する中で、コーチングセッションを持つ機会も少なくありません。特に先行きの道筋がすっきりと真っすぐ見えるわけではない中で、舵取りを行い、チームを同じ船に乗せるために鼓舞し、モチベーションを上げ、組織の志と一人ひとりの志とが繋がった状態を維持し、ゴールへとたどり着く上では、自分自身の認知の幅と深さだけでは、到底立ち向かうことは孤独であり、苦しい道だと感じます。経営者やリーダーもひとりの人間であり、常に迷いと葛藤を繰り返しながら、決断を下しているのです。
最近では、はっきりとした課題感をもって、それを解決してほしいといったコンサルティングのご依頼よりも、「なんだかすっきりしない状況があり、答えは今わからないが伴走型で相談に乗ってほしい」、「自分自身が経営者として、リーダーとして、あるべき姿なのかをコーチングセッションを通して、今一度見つめなおしたい」といったご相談も急速に増えてきました。そういったご相談をいただくときに、共通しているのは、その人がいま置かれている状況や状態を何とか違った形に変えたいと思っていても、何かが邪魔をしてそこに行きつけないことを感じているということです。ただ、ひとりでは解決への道が見えず、課題への解像度が上がらないので、コーチという伴走者と共に探る旅に出るわけです。
こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。