2019/05/01
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とことん観察マーケティング
第17回
多様化するお墓のニーズ。リゾート葬とは?カスタマーの変化、供給側の代替わりが変化を進める
- マーケティング
- 野林 徳行氏 有限会社オフィスフレンジー 代表
野林徳行です。
「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただております。
17回目のコラムです。
『カスタマーを知る』ことの大切さを毎回書かせていただいています。
多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまっています。
足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正の大きさが小さくなります。
今回は、多様化する仏事に関して、リゾート葬をテーマに実体験やカスタマーの声から学びたいと思います。
以前にも書きましたが、終活にかかわるコンパクト化が進んでいます。永代供養墓・納骨堂・直葬・家族葬・コンパクトな仏壇・・・。
マーケットは、コンパクト化・プライスダウンが進むときは、必ず逆のプレミアム化も同時に起こります。コンビニ・スーパーの100円均一の流れと同時に起こるセブンプレミアムなどのスペックの高い商品の登場。ダイソーにしても独自ブランドや女子向け商品の開発など、ただ安いだけの戦術だけにはなっていきません。お墓にしても、コンパクト化の一方で、樹木葬・リゾート葬といった故人の特別の思いを実現するようなトレンドも併せて起きています。今回は、リゾート葬というトレンドを確かめるために鎌倉新書が行ったリゾート葬ツアーを取り上げます。
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