TOP とことん観察マーケティング 元ローソン渡辺氏講演「コンビニを見れば日本経済がわかる」から感じたこと②

2019/04/24

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とことん観察マーケティング

第16回

元ローソン渡辺氏講演「コンビニを見れば日本経済がわかる」から感じたこと②

  • マーケティング

 

野林徳行です。

「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただております。

 

16回目のコラムです。

 

『カスタマーを知る』ことの大切さを毎回書かせていただいています。

 

多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまっています。

 

足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正の大きさが小さくなります。

 

今回は、前回の続きで、コンビニエンスストアが挑む新しい課題についてふれていきます。

 

前回は、コンビニエンスストアの領域拡大、人手不足による苦戦、それでも止められないオペレーションの増加について記しました。さらにカスタマーの要望は上がっていきます。

 

■さらにカスタマーの要望が上がっていく

最近のコンビニエンスストアでは店内調理の割合が増えています。昨日の深夜に工場で作った弁当よりも先ほどよそった温かい弁当のほうが求められます。本格派中華とか、趣向を凝らした焼き立てパンとか、注文してから揚げるファーストフードなどより喜ばれる商品開発が続いています。

 

先日は、お客様が作るからあげクンの機械が登場して実験中のようです。店内調理は、北海道のセイコーマート、ミニストップのファーストフードなどが有名ですが、大手コンビニエンスストアが北海道に乗り込むものの経営が安定しているセイコーマートは、コンビニエンスストアとミニスーパーを両方兼ね備えて地域の方の心を離しません。

 

前述したまいばすけっと、マルエツプチなどミニスーパーの台頭、ドラッグストアが意欲的に食品を扱っていくこと、コンビニエンスストアが手をこまねいているわけにはいかないこと。まだまだ戦争は続きますし、やや複雑化していきますので、カスタマーにどうやって答えていくのか、距離だけで選ばれないためにはどうしていくのか、戦争だけでなくて協業はあるのか などマーケットを見るにはおもしろいところでもあります。

 

 

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、BOチャンス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、Merone、All in Motoins、はんのりとと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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