TOP イマ、ココ、注目社長! 使わない物を「必要な人が必要なときに使える物」へ変える。【前編】

2019/02/20

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第11回

使わない物を「必要な人が必要なときに使える物」へ変える。【前編】

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  • 株式会社トランク 代表取締役 松﨑 早人氏

 

株式会社トランクは、単なる収納スペースを提供する会社ではありません。自分が預けた持ち物を一点一点写真に撮り、データベースとして可視化してくれたうえで、もう使わない物については、「それを必要とする人が必要な時に使える物」に変える仕組みを提供している会社です。

 

同社の創業者・松﨑早人 代表取締役(CEO)は、「このインフラは、世の中にあった方がいいと思っている。少なくとも僕でなくても誰かがつくるものであり、未来には存在するものだと完全に信じています」と話し、今後は途上国の人たちが利用できる仕組みにしていくことも視野に入れています。

 

――まず初めに、松﨑さんはどのような思いでこのサービスを始められたのですか? 

 

松﨑 今、「物余り」とか「所有から共有へ」といった言葉がありますが、家の中にある《使っていない物》を見えるようにする手段として、一回我々がそれらをお預かりして一点一点写真を撮り、データベースをおつくりしています。そこまでは《荷物をお預かりするサービス》なんですが、我々の思いは、「もともとその物が持っている価値というのは使われてなんぼ」というものです。改めてデータベースで自分の持ち物を確認したときに、「これ大事だったよな。もう一度使おう」と思う物もあるし、あるいは、「もう必要としないので、これを欲しい人、今使いたい人がいたら使ってもらった方がいい」と思う物もありますよね。我々は、その思いをシステム化したサービスを展開しているんです。

 

 

――ということは、御社には物を預かっていただくだけではなくて、その過程で自分が持っている物を可視化して、それらを改めて有効に出し入れをしたり、逆に、手放してもいいものはスマホの操作だけで簡単に動かすこともできるわけですね。

 

松﨑 そうですね。我々のシステムを理解してくださって、「私はもう使わないけれど、どなた様に使っていただけるならどうぞ」と、要は、《あげる》ということで、全ての物を《ゼロ円出品》されている方もいらっしゃいます。

 

 

 

スマートフォンのアプリを使って荷物を預けたり管理したりできるクラウド型収納サービス『TRUNK(トランク)』

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プロフィール

  • 松﨑 早人氏

    株式会社トランク 代表取締役

    16歳で高校中退してすぐに上京し、日雇い労働で生計を立てつつ大検に合格する。その後、慶應義塾大学経済学部に入学。ファッションショーの裏方バイトをきっかけにスカウトされモデルを始める。国内でトップモデルとなり、25歳の頃渡欧してコレクションモデルとして世界を周る。帰国後2000年にIT関係広告コンサル会社を起業。2012年より、外部収納「トランクルームサービス」業界のシステム構築・集客に携わる。2014年、「もっと便利に、もっと快適に」を理念とし「モノ」にフォーカスした株式会社トランクを設立、CEOに就く。モノが社会でシェアされる仕組みが電気や水道と同じように生活インフラとして機能する未来を目指す。