TOP とことん観察マーケティング ゼクシィが活用する『花嫁1000人委員会』

2018/08/03

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第1回

ゼクシィが活用する『花嫁1000人委員会』

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  • 有限会社オフィスフレンジー代表 野林徳行

 

はじめまして。野林徳行と申します。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

 

これまでリクルート、ローソン、ブックオフ、レッグス、FiNCといったばらばらの業種ですが、マーケティング責任者をさせていただきました。

 

『カスタマーを知る』『現場を知る』『相手を知る』ことが、大きな、または、長い成功につながることは確信しています。マーケティングの戦略フレームや、IT、AIを駆使したマーケティングも大変重要ですが、そういったツールをより効果的に使うためにも、
『誰はなぜ幸せになるのか?誰はなぜ買うのか?誰はなぜ来るのか?誰はなぜ買わないのか?どうしたら買うと思うのか?それはなぜか?』
という視点で商品・サービスをよくしていくことが重要です。

 

私は、『とことん観察マーケティング』という本を出版し、講演を続けています。カスタマーを知ることによるステキ創りと、それを伝えるストーリーが明快であるかどうかを意識してもらうための取り組みです。事例をベースに書いていきますので、少しでもみなさんの、そしてみなさんのチームの参考になれば幸いです。

 

■なぜ、結婚することになったら、「ゼクシィを買おう」と思ってしまうのか

まずは1回目です。 実は私事ですが、54歳にして、結婚することになりました。相方は初婚です。「式を挙げましょう」という話になった時の最初の行動は、「書店に行ってゼクシィを買いましょう」ということでした。 私はゼクシィのマーケティングも担当していましたから内容もよく知っていますが、
大事なことは役に立つ本であることもそうですが、婚約したらゼクシィを買いたいという気持ちが出ることです。 幸せの証明のようなものですね。

以前ゼクシィのカスタマーにインタビューしたときも、「婚約するまではゼクシィを書店のカウンターに出すときはうつむき加減に本を差し出す、婚約が決まったら、これくださいっ!という感じでどんと出す」とおっしゃっていました。まずは幸せになったら手に取りたいものというブランドができています。

 

そんなブランドはどうやってできているのでしょうか?

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プロフィール

  • 野林徳行

    有限会社オフィスフレンジー代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。 経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、 カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。 ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員 としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画 を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。 2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。 2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティング を推進。現在はブックオフコーポレーション取締役、高木学園マーケティング講師。 著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演などを実施中。