2017/10/31
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経営者のための、「本当の話し方、伝え方」の技術
第2回
話したいことは一切話さないつもりでちょうどいい。伝える内容はすべて〝目的″から逆算して組み立てる。(2/5)
- スペシャル対談
- ビジネススキル
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「経営者を語る。」――今回は、西任暁子氏(U.B.U.株式会社 代表取締役)をゲストにお迎えします。
テーマは、「経営者のための、真に伝わる話し方、伝え方の技術」。
コミュニケーションに関する研修講師を務め、多くの著書も発表されている西任さんに、
真に伝わるように話すとはどういうことか?
部下と信頼関係を作るには?面接における技術とは?――
といったトピックについて、弊社代表・井上和幸と語り合っていただきました。全5回でお届けします。
井上 前回は、人前で話すときには、「話の骨子だけ明確に持っておけば大丈夫。ディテールまで憶えようとするとむしろ破綻する」という話がありました。それは、要点を箇条書きで憶えておけばいいということでしょうか。
西任 起承転結など、全体を大きな流れでつかむという意味で、箇条書きにしたいのですが、ポイントは《この箇条書きとなった項目と項目の間を接続するフレーズを絶対に付けておく》ということです。それがないと、〝箇条書きしゃべり″になってしまうからです。例えば、「それではまず自己紹介をさせていただきます」、「それでは続きまして弊社のサービスについてご案内させていただきます」――のように、結局は 箇条書きの見出しを切り口として話を展開してしまうんですね。
でも接続するフレーズがあれば、流れが生まれます。自己紹介をした後に会社のサービスの話にいくのなら、例えば、「では、そのように人生を歩んできたわたくしが今ご提供できているサービスはなんなのか?」と言ったら、自然に会社の案内へと話は移り変わっていくわけです。
井上 なるほど。紙芝居の紙をめくっているときの〝つなぎ〟の要領ですね。
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