TOP 人生100年時代のキャリアとリーダーの組織行動 日本だけが賃金が上がっていない中で、日本の労働者はもっとわがままになっていい。(2/5)

2017/07/04

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人生100年時代のキャリアとリーダーの組織行動

第2回

日本だけが賃金が上がっていない中で、日本の労働者はもっとわがままになっていい。(2/5)

  • キャリア
  • スペシャル対談
  • 組織
  • 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
  • 古野 庸一氏 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 所長
井上 AIといえば、最近は、顔写真や監視カメラに映った行動や体の動きなどから、その人に関するさまざまなことが分析できるようになっているようですね。

 

古野 経営者も、その顔写真を見れば「優秀な経営者」かどうかわかるという話があります。アメリカの話ですが、例えば、「少し顔が広めの人の方が、支配力が強い」といったデータが蓄積されているそうです。また、よく言われているのが、企業のアニュアルレポートの中では、社長があいさつしている顔写真の大きさで、その会社の経営リスクがわかるということ。これもアメリカの話ですが、写真が大きいとまずいと言われています。要するに、自己顕示欲が強すぎるのです。例えば、粉飾決算で大変なことになってしまった会社の社長は、デカデカと大きく顔写真が載っていることが多いとかね。一応、統計的には有意と言われています。他にも、学生時代の卒業アルバムを見ると将来どれくらい出世するかわかるという話もあります。

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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  • 古野 庸一氏

    古野 庸一氏

    株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 所長

    1987年東京大学工学部卒業後、株式会社リクルート入社。南カリフォルニア大学でMBA取得。キャリア支援に関する事業開発、NPOキャリアカウンセリング協会設立に参画する一方で、リーダーシップ開発、キャリア開発に関する研究に従事。2009年より現職。著書は『いい会社とは何か』(2010年 講談社現代新書)、『日本型リーダーの研究』(2008年 日経ビジネス人文庫)、『リーダーになる極意』(2005年 PHP研究所)、訳書に『ハイフライヤー 次世代リーダーの育成法』(2002年 プレジデント社)など。論文に「『一皮むける経験』とリーダーシップ開発」(2001年『一橋ビジネスレビュー』)、「プロ経営者になるための学びのプロセス」など。

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