2017/06/20
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経営者力とEQの相関関係を読み解く
第5回
これからのリーダーに必要なのは、「感じる力」を磨くこと。(5/5)
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髙山 これからは「感じる力」が求められます。今回出版した本も『EQ「感じる力」の磨き方』というタイトルにしました。自分の気持ちを感じる力。人の気持ちを感じる力が成果や業績に大きな影響を与える時代がやってきたのではないでしょうか。自分の気持ちを感じれない人は、相手の気持ちも感じれません。自分の気持ちがわからない人は、相手の気持ちもわからない。組織は人の集合体、これではチームも組織も機能しない、それは成果や業績に直結しますよね。これからの経営者やリーダーには「感じる力」が求められると思います。
井上 以前、弊社の動画メッセージでは「競争と管理から共感へ」とのお言葉をいただきましたね。
髙山 時代とともに経営も変わってきています。これからの時代、「戦略・戦術、競争、管理」で人は動くのだろうか、それらの限界はもう来ていて、人同士がいかに共感し繋がるかが鍵になるのではないでしょうか。共感のスピードは、管理された競争よりも早いですから。例えば、これまでは競争と管理で成果を求めてきました。その結果、100メートルを5秒で走ることを一人ひとりの社員に求めるようになった。では、100メートルを5秒で走れるか…私は難しいと思います。そうしないと企業が成長できないのなら、共感した人たちの想いを繋ぎ、みんなの力を合わせれば、5秒で走ることができるかもしれない。可能性は大いにあると思っています。そこで求められるのがEQです。人と人とを繋ぐ、共感をする、想いを合わせる。
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