TOP スペシャルコラムドラッカー再論 ひとつの会社における組織の正しい構造はひとつではない。

2024/07/26

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スペシャルコラムドラッカー再論

第423回

ひとつの会社における組織の正しい構造はひとつではない。

  • エグゼクティブ
  • マネジメント


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ドラッカーによれば、マネジメントの研究は19世紀に政府、常備軍、企業などの大組織が現れたときに始まった。
以来、組織の正しい構造はひとつであるとの前提に立ち、その正しい構造探しが行われてきた。

正しい構造とされるものは時代とともに変遷してきている。
それまでフェヨールやカーネギーが説いていた「機能別組織」が唯一の正しい構造ではないことを明らかにしたのは第一次世界大戦で、第一次世界大戦の直後、ピエール・S・デュポン、続いてアルフレッドスローンが「分権型組織」を生み出した。
今日では、あらゆる組織に適用すべき組織構造として「チーム型組織」が喧伝されている。

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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