TOP 2020年代の企業変革を考える 起業して《経営参謀のプロフェッショナルチーム》をつくった理由。(Vol.2)

2020/06/02

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2020年代の企業変革を考える

第2回

起業して《経営参謀のプロフェッショナルチーム》をつくった理由。(Vol.2)

  • スペシャル対談
  • 経営者インタビュー
 

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井上 佐野さんがおっしゃるように今はコロナ禍によってパラダイムシフトが起きているわけですから、本当に良い形でこれを乗り越える――コロナ以前に戻ってしまうのではなく必要なものは定着させていということを私個人としてもしていきたいと思いますし、世の中全般そうなっていってほしいですよね。 

 

佐野 だから本当にやらなければいけない仕事って何だっけ?、いろいろなことを見直さなければいけないと思います。当社はテレワークの導入が早かったし、もともと制度としてあったので割とスムーズに移行できた方と思いますが、4月になってから慌ててやっている会社は、何かをそぎ落としてテレワークをしているわけです。おそらくこの状態があと1ヵ月も続くと、「あれ? あの会議って要らなかったね」とか、「あの仕事は丸ごと要らない」とか、大企業だと下手したらあの部署ごと要らなくない?」といった話も出てくるでしょう。 

 

佐野 から贅肉がそがれるという意味では、とんでもない劇薬による、すごくポジティブな意味でのリストラクチャリングになる。ちなみに、「リストラ」という言葉は日本人だけネガティブな意味で使っていますが、本来の意味は「事業再構築」です。ポジティブな意味でのリストラクチャリングについては、個人の仕事のレベルでも、チームのレベルでも、会社全体のレベルでも、経営者は真剣に向き合わなければいけないのではないか、と強く感じています。 

 

井上 そのとおりですね。ところで、話を深めていく前に、佐野さんのビジネスキャリアや価値観などについてもお聞きしたいのですが、2005年にご自分で会社を設立されるまでには、どのような経緯があったのですか。 

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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  • 佐野 哲哉氏

    佐野 哲哉氏

    グローウィン・パートナーズ株式会社 代表取締役 CEO

    1992年、有限責任監査法人トーマツ入所。2000年、創業CFOとしてIT企業(現東証1部)の設立に参画後、「プロの経営参謀」としてクライアントを成長(Growth)と成功(Win)に導くべく、2005年にグローウィン・パートナーズを設立。
    現在、上場企業クライアントを中心に450件以上のM&Aサポート実績を誇るフィナンシャル・アドバイザリー事業、経理部門の働き方改革を「会計」×「IT」で実現するAccountingTechR Solution事業、ベンチャーキャピタル事業、人材紹介業の4つの事業領域でサービスを展開。
    その他、上場企業の社外役員、TOB/MBO案件の第三者独立委員などを務める。

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