2020/03/31
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社長を目指す方程式
第36回
カリスマの言葉が「記憶に残り続ける」のには6つの法則があった
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
目覚めたとき、デーブはホテルのバスタブの中で氷水に浸かっていた。頭が混乱している。
あたりを見回す。ここは?いったいなぜ、こんな状態でいるんだ?さっきの女性は?そのとき、一枚のメモに気が付いた。
「動くな。救急車を呼べ」
バスタブ脇の物置台に携帯が置かれている。デーブはかじかんだ指で911番をプッシュ、交換手が出た。
「いいですか、ゆっくりと気をつけながら、背中に手を回してみてください。腰の辺りからチューブが出ていませんか?」
デーブは恐る恐る、腰の辺りに手を回す。確かに、チューブが突き出ている…!
「落ち着いてください。あなたは腎臓を一つ取られたのです。国際犯罪組織の犯行です。今、救急車がそちらに向かっています。動かずに待っていてください!」 >>
どうです?なにか不穏なざわざわを感じませんでしたか?そしておそらくあなたは、この都市伝説を忘れられなくなったと思います。グローバルで仕事をされてこられた方は、既にこの話をどこかで(あるいは何度も)友人や知人、取引先などから聞いたことがあるかもしれません。
◆「記憶に粘る」言葉が持つ6つの法則
私たちは、仕事でもプライベートでも、記憶に張り付いている誰かの発言やメッセージを幾つか持っています。その共通項は何でしょう?忘却の彼方に過ぎ去ったほとんどの情報や会話になくて、それらの言葉が持っているものは、いったい何でしょう?