TOP 社長を目指す方程式 大坂なおみを世界1位にしたコーチから学ぶ スター社員の育て方

2019/09/03

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社長を目指す方程式

第21回

大坂なおみを世界1位にしたコーチから学ぶ スター社員の育て方

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント
ナンバーワンになる。ビジネスの世界なら、営業などでトップになる、あるいはキャリアにおいてはやはり経営トップになる、などがそれに当たるのでしょうか。

 

「たとえばテニスの世界ランク1位になったとする。世界一になった気分はどんなだろう、と人は思うに違いない。答えは、いや別に、だ。そう、何一つ変わらない。ナンバーワンになったところで、特に変わりはないのだ。」(『心を強くする』)

 

そうなのです、何も変わりません。
だからこそ、何を目標にしてきたのかが、トップに立ったときに改めて問われるのです。

 

地位やステータス、お金を目的にやってきたとすれば、トップに立ったときにその人はバーンアウトするでしょう。それ以上の目標も人生のテーマもないからです。
サーシャは、「お金ではなく、好きなことに熱中する人ほどお金に好かれる」、「成功なんか、怖くない」とも言っています。全く共感します。

 

名誉と賞賛を笑い飛ばせ、そうサーシャは言います。トップに立つと注目もされやっかみもされます。自分の自由も奪われる。見栄えに囚われているならば、トップに立つことは本人にとって恐怖ともなります。

 

ナンバーワンになるとは、その分野の第一人者として素晴らしいプレーをし、世に何かを成し遂げ、貢献や良い影響を与え続けることです。そんなスタープレーヤーに、あなた自身がなっても良いですし、上司=名伯楽として部下を育て世に出せれば、それだけで十分、この世で何かを成したという礎になりますよね。ぜひ実現してください。

 

  ※この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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