2019/04/16
1/3ページ
社長を目指す方程式
第11回
新環境で勝てる最強の“逆張り”人脈術 成功者はみな、これを実践している!
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
自己紹介力=①自分の概要(プロフィール)+②信頼性(実績、権威、証明書、人脈)+③相手へのメリット(提供できるもの)
自己紹介というと、結構な割合で日本人ビジネスパーソンは「会社紹介」になってしまいます。
挨拶相手に伝えている自分の情報が、「会社名、部署名、肩書き、自社の事業や商品・サービス説明」だけになっていませんか?「◯◯社マーケティング部のわたし」ではなく「マーケティングを専門とするわたし」、「◯◯社経理財務部のわたし」ではなく「アカウンティング、ファイナンスを専門とするわたし」です(①+②)。
また、ぜひとも意識したいのは、挨拶している・名刺交換をしている相手がどのような人かに対して、「その人にとってメリットになる何か、提供できる何か」を自己紹介で伝えることです(②+③)。
「ああ、それならぜひ次回、具体的に話を聞かせて頂けませんか」。この一言が、名刺交換相手から出てくるか否か。それが、有益な人脈への第一歩。
これが難しい場合、逆にあなたが相手に対してメリットを感じてもOKです。あなたの方から「ああ、それならぜひ次回、具体的に話を聞かせて頂けませんか」と相手に思わず言ってしまう出逢いも、とても良い人脈候補です。
人脈=「誰を知っているか」ではなく、「誰に知られているか」。
「知られ力」こそ、有益な人脈基盤を形成するOSです。
積極的な新たな出逢いの自己創出と、自己紹介力で、まずは勝負。「運」の回で紹介した「プランド・ハップンスタンス」と今回の「弱い紐帯」で最強人脈を築いていけば、これからのビジネス人生において、怖いものは全くありません!
※この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
無断転載を禁じます。
Copyright (c) 2019 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.