TOP 社長を目指す方程式 チームを成功へ導く魔法の数字たち 「7」「30~50」「150」

2019/04/02

1/4ページ

社長を目指す方程式

第10回

チームを成功へ導く魔法の数字たち 「7」「30~50」「150」

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント
 

60秒で簡単無料登録!レギュラーメンバー登録はこちら >

 

 

こんにちは、経営者JPの井上です。

 

社長になる人はその時々で適切なチームを編成し、自社を成功へと導きます。経営とは人と人とを組み合わせてベストなチームを組み戦うゲームであるとも言えるでしょう。

 

そんなチームが機能するために、最適な数字があるのをご存知でしょうか?それは「7」「30~50」「150」です。今回は、チームを成功へと導く魔法の数字たちについて見てみたいと思います。






 

今回の社長を目指す法則・方程式:

 

マジカルナンバー7、ダンバー数

 

 

◆人は一人では事を成すことはできない

1975年、エチオピアのハダール村で230万年前のヒト属の狩猟集団の化石が発見されました。同時に死亡したとみられるこの集団は12人だったそうです。どうやら現生人類以前から“チーム”は存在していたようですね。

 

私たちは、生活のため、仕事のため、チームを作ります。もともと人間のみならず生物は、その生存戦略として集団を形成します。組織や企業も、経済社会の中でより良く生き延びるために生まれたものです。

 

人は誰しも、一人だけでは事を成すことはできない。そんなときに思い浮かぶのは、エキセントリックな天才、スティーブ・ジョブズ。皆さんの中では、彼は一匹狼の印象があるのではないでしょうか。そんなジョブズは米テレビ番組「60 Minutes」でこんなことを話しています。

 

「僕のビジネスモデルはビートルズなんだ。4人はお互いの悪い面をフォローし合える関係だった。とてもバランスがよかった。4人が集まると、個々の力を足した以上の力が生まれた。ビジネスにおいても、たった一人で偉業を成し遂げることはできない。人々が集まったチームが偉業を生み出すんだよ」

 

実際ジョブズは、アップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアック、最初の成長期のジョン・スカリー(彼には一時アップルから追放されるなど寝首を掻かれましたが…)、アップル復帰後、iMacに始まる黄金期を築いたデザイナーのジョナサン・アイブ、そしてジョブズの死後を継いだベストパートナー、ティム・クック現CEOと、その時々に必ず力あるマネジメント達と経営をしていました。経営チームあってのジョブズであり、世界を変え続けたアップルだったのです。

 

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

    この登場者の記事一覧をみる
あなたにおすすめ