TOP 社長を目指す方程式 運を操りキャリアを切り拓く 5つの心構えと5つのレッスン

2019/03/19

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社長を目指す方程式

第9回

運を操りキャリアを切り拓く 5つの心構えと5つのレッスン

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント
 

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こんにちは、経営者JPの井上です。

 

活躍する経営者は「運」や「ツキ」を持っていると言われます。確かにそうとしか思えないような千載一遇のチャンスをものにしていたり、目くるめくヒット作を放ち、誰もが羨む立場を掴み取っていたりします。

 

「運」や「ツキ」というと、その人が持って生まれたもののように思われている方も少なくないのではないでしょうか。結局その人の生まれや育ちだよね、と。しかし、「運」や「ツキ」は引き寄せ、操作し、使いこなすことで自分の仕事やキャリアに活かすことができるのです。

 

「えっ、ほんと?」と訝しんでいるあなた、今からその理論と方法をご紹介しますので、お楽しみに。






 

今回の社長を目指す法則・方程式:

 

プランド・ハップンスタンス・セオリー(計画的偶発性理論)

 

 

◆「その幸運は、偶然ではないんです!」

米スタンフォード大学の心理学者、ジョン・D・クランボルツ教授が、いわゆる成功者と定義できる人たち(莫大な財を成した、名声や地位を獲得した等)を対象に、その成功の秘訣やキャリアを分析・研究しました。この調査で明らかになったところによれば、人生の節目節目の出来事やターニングポイントになった要因の8割が、本人も思いもよらなかった偶然の出来事や出会いだったとのこと。

 

象徴的な仕事やキャリア展開の8割もが、偶然の出来事や出会いから成っている。どうでしょう、皆さんは実感ありますか?

 

成功者たちは、この偶然を柔軟に受け止め、計画的にデザインしていくことでキャリアを形成、成功に到達していることが、学術的に明らかにされているのです。このクランボルツの理論を「プランド・ハップンスタンス・セオリー(計画的偶発性理論)」と言います。

 

1999年に発表されたこの理論は、キャリア関連の研究やビジネスに関わる人達の間で瞬く間に有名なものとなりました。読者の皆さんも、キャリアに関する情報に興味のある方は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

 

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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