2019/04/02
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社長を目指す方程式
第10回
チームを成功へ導く魔法の数字たち 「7」「30~50」「150」
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
ダンバーの発見した「親密さの集まり」の段階で示す人数を民俗学の集団分類と重ねると、次のようになります。
・5~9人=「社会集団(クリーク)」…最も親しい友人やパートナーの数
・12~15人=「シンパシー・グループ」…ほぼどのような状況下でも心から信頼できる人の数
・30~50人=「一団(バンド)」…危険な国を安全に往来できる小さな団体
・150人=「フレンドシップ・グループ」…共同体の中で一緒に暮らすのに最適な人数
・500人=「部族・種族(トライブ)」…出会うと会釈する程度の顔見知りの人数
・1500人=「共同体(コミュニティ)」…人間の長期記憶の情報数の限界、頭の中で名前と顔が一致する人数
私たちは、まず近しく一枚岩で働ける7±2人でチームを編成し、それが数チーム組み合わさって30~50人の会社/事業部となる。事業成長し150人になるところまでは、お互いがどのような人か、どのようなスキルや能力をもちパフォーマンスを出しているかを把握できる。それを超えると、1500人までは、同じ会社であることは認識できるが同じ組織に所属していない限り、人となりの詳細は分からない……。このような原理原則があるのです。
どうでしょう? あなたの会社や部署は、この「数字の魔法」に合致して課や部、事業部が編成されていらっしゃるでしょうか?
数千名企業でも数万名規模の企業であっても、組織はこの「7」「30~50」「150」で組み立てられるのがベスト。社長を目指すあなたは、この数字の魔法を自チームに折り込み、最適チーム編成で最強リーダーを目指しましょう!
※この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
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