2019/02/05
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社長を目指す方程式
第6回
キャリアアップも部下育成も、研修を凌ぐ最強の方法とは?!
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
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こんにちは、経営者JPの井上です。2019年は歴史の大きな節目の一年ですね。4月で平成は終わり、5月から新元号がスタート。“ポスト平成、新元号時代”は、人材側面で見て、いったいどのような時代となるか?
私が人材コンサルティングビジネスでミクロ、マクロ両面から人材ニーズの潮流を見ているところで感じているのは、一億総活躍ならぬ「一億総学習」時代に突入するということです。学習し続けるチカラこそが、ここから先の21世紀を勝ち抜くコアスキルとなるでしょう。
今回はそんな予兆の中で、ではいったい、SankeiBiz読者のミドル層の皆さんが、どのような学習、教育、人材開発を行っていけばよいのかについて見てみたいと思います。
今回の社長を目指す法則・方程式:人材開発の「70:20:10の法則」 |
◆人材育成に効く“プログラム”とは?
時代の変わり目。世はAI、ブロックチェーン、シェアリングエコノミー、サブスクリプション、IoT(モノのインターネット)、自動運転…あらゆる側面からおよそ全ての業種業態に渡って構造変革、事業モデルの地殻変動が起きています。従来型の仕事のやり方を続けているだけでは、明日からの業務に耐えうるとは到底言えない状況に。
経営者JP社にも、次の事業を創出するための事業開発責任者を採用したい、既存の体制(営業、マーケティング、管理部門…)を変革してくれる幹部を採用したいというご依頼が多く寄せられています。
「激変がずっと続く」時代に必要なのは、常に次の新しいあり方にキャッチアップできる学習力、スキルや専門性の習得能力です。前提として、これまでのやり方・スキル・専門知識に縛られたり固執したりしないアン・ラーニングの力も必要です。
私の古巣、リクルートは、1960年の創業(設立1963年)以来、およそ60年に渡って「新規事業開発会社」と呼ばれ、その時々の新しい事業を産み出す(世の中の「不」を解消する)ことで活力ある組織、自社の成長を継続させてきました。2012年の分社化、ホールディングス化、2014年の上場を経て、更に成長を加速させ、日本の主要指標での企業ランキングの上位に常に入る企業となっていることから、改めてリクルートの事業成長の秘密、その起点となっている人材活用術・人材開発方法が注目されているようです。