TOP イマ、ココ、注目社長! 世界No.1のメンズビューティカンパニーを目指す。

2019/01/09

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第3回

世界No.1のメンズビューティカンパニーを目指す。

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  • 株式会社バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也氏

 

株式会社バルクオムは、「世界の男をカッコよくしたい!」をテーマに2013年に創業した化粧品ベンチャーであり、今もっとも注目されるメンズスキンケアブランドです。同社を率いるのは、野口卓也代表取締役CEO。2018年夏には、『Forbes JAPAN』とビジネス系のWEBマガジン『EL BORDE』が贈る、『EL BORDE特別賞』も受賞しました。

 

野口さんが最初に起業したのは、19歳のとき。「甘い学生起業家と思われたくない」との理由で、わざわざ慶應義塾大学を退学した野口さんは、その後もいくつかの事業を立ち上げ、たくさんの失敗と小さな成功、売却を繰り返しながら、20代半ばまでに事業家としての経験値を積みました。

 

そして、今回は市場分析による勝算と、自信ある製品をひっさげ、満を持してメンズスキンケアブランド『BULK HOMME』を立ち上げたといいます。野口さんが創業時からベンチマークにしているのは、エナジードリンクの雄『レッドブル』。同社のように「ワンブランド、『BULK HOMME』ブランドだけでグローバル№1になる」と、その目標を語っています。

 

■スキンケアで世界中の男をカッコよくしたい!

――野口さんが世界中の男をカッコよくしたいと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか。また、男性スキンケアの市場性をどう考えていましたか?

 

野口 もともと、僕はいろいろなITビジネスを立ち上げてはいたんですが、なかなか運にも恵まれず……というところがあって、今度は市場の選定を吟味して、ビジネスを立ち上げようと思っていました。

 

誤解を恐れずに申し上げると、僕はそれほど美容に詳しくなかったし、そこに志があったわけではないんですね。でも、やっていくうちに良いプロダクトができた。そこで、「世の中に対して我々が提供する価値は何か?」とか、「これをずっと続けていったら世の中どうなる?」といったことを考えたときに、わかりやすくグローバル思考で「世界中の男性をカッコよくしたいな」と。

 

市場性については、いろいろな産業の図鑑や業界地図みたいなものを読んで勉強していました。化粧品産業全体が面白いと思ったのは、基本的に女性の世界で、産業もちょっと頭打ちというか、飽和状態な感じ。ただ、男性向けのカテゴリーだけはずっと伸びているというエビデンスがありました。それで丹念に調べていったのですが、男性用の商品にはどういうものがあるのか?また、何が一番イケてるブランドなのか?それがよくわからない。ここに可能性を感じましたね。

――野口さんは十代の頃からいくつもの事業を立ち上げているそうですが、苦い失敗の経験などはありましたか?

 

野口 一番苦い思いをしたのは最初の事業で、2008年に立ち上げた電子書籍のサービスです。実は、日本で初めてマンガのアプリを出したのは僕なんです。当時はiphoneの3GSが日本で発売された頃で、国内の普及台数は100万台ぐらいでした。

 

無料で出した作品に関してはそれなりに読まれたんですが、有料の漫画アプリに課金する、という文化がまだほとんどなくて、1年くらいで撤退してしまったんですね。そのときに、文化的な問題やユーザー数など、参入のタイミングの大事さを学びました。

 

 

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プロフィール

  • 野口卓也氏

    株式会社バルクオム 代表取締役CEO

    慶應義塾大学環境情報学部中退。ITベンチャー等複数の企業を立ち上げ、2013年にBULK HOMMEを創業。 2017年、組織再編を経て株式会社バルクオムを設立、代表取締役CEOに就任。