2018/12/07
1/1ページ
成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」
第16回
「物事の成功率」を自分でコントロールできる、最強の方法
- 組織
- 経営
- 宮本 沙織氏 文響社 編集者
成功する経営者は皆、多読家。
「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。
今回は、『「意識しない」力 うまくいくときは、結局みんな、自然体』。
編集を手掛けられた文響社の宮本沙織氏に、本書の見どころを伺いました。
私たちの心身は、無意識や潜在意識によってコントロールされている。
日々の行動は、一見、自分の頭で考えて、意識して動いているようでいて、かなりの部分を無意識によって動かされている。
さらにいえば、意識をする物事が多ければ多いほど、エネルギーを消耗し、うまくいかないループに入りがちだ。
例えば何か重要な決断をしなければいけないとき。それを意識の俎上に載せて、「決めるぞ、決めるぞ」と決めたときほど、重要なリスクを見落としていたり、思考が偏っていたりする。
しかも、どんなことであれ、「大きな決断」だと思って下せば、疲れにつながる。
一方、その決断に向けて準備をしていく中で流れに乗って決めていけば、前者においては「重要な決断」であったものが、自然の流れの一部に位置づけられ、自然と決まっていく。
こうして決めたことのほうが、実はうまくいくことが多い。
というか、自然の流れの中で決まっていったことについては、本人は「決めた」と思っていないことすらある。それだけうまくいっていきやすいし、エネルギーも消耗しない。
そう、だから、意識しなければいけないことや、決断しなければいけないことは、極力減らしたほうがいい。
あるいは、必ずくる「ここぞ」という重要な場面にエネルギーを集中させるためにも、普段の「どうでもいいこと」「取るに足らないこと」に、意識の力を無駄遣いしてはいけない。
本書では、「意識の力」をどのように節約していくか、そして「無意識の力」をどのように活用していくかを、具体的に紹介する。
そして、誰もが持っている「無意識の力」をより高めていくための日々の習慣も説明する。
経営者はもちろん、すべてのビジネスパーソンが身につけておくべき、「自分の能力の引き出し方」「物事の成功率の上げ方」が身につく1冊である。
こちらは会員限定記事です。
無料会員登録をしていただくと続きをお読みいただけます。