TOP 社長を目指す方程式 社長になる人は何が違うのか? 今回の社長を目指す法則・方程式…「カラーバス効果」

2018/11/19

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社長を目指す方程式

第1回

社長になる人は何が違うのか? 今回の社長を目指す法則・方程式…「カラーバス効果」

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント
 

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こんにちは、経営者JPの井上と申します。この連載では、いま課長や部長としてご活躍中のミドルシニア世代の皆さまが「ここから幹部として更に活躍していくには」「社長、経営幹部に至るキャリア展開の在り方は」などについてご紹介してまいります。

 

私が日々、人材コンサルティングやエグゼクティブサーチ(幹部人材採用支援)で遭遇している実際のケースや企業各社の動き、社会の動静などを常時追いながら、その時々のリアルなお話をお伝えすると共に、毎回のトピックスに関連する法則・公式・原理なども合わせてご紹介してまいりますので、ぜひお役立てください。

 

SankeiBiz読者の皆さんとご一緒に、これからの“オトナのキャリア”について考えてまいります。なにとぞよろしくお願いします。






 

今回の社長を目指す法則・方程式:

 

「カラーバス効果」

 

 

◆課長、部長、役員、社長…「ものの見方の違い」はなぜ起こる?

さて、「社長を目指す方程式」を探ろうという本連載。スタートに当たってまず考えてみたいのは、課長、部長、役員、社長は、「人として、いったい何が異なるのか?」というところ。

 

そもそも、課長、部長、役員、社長と組織階層の階段を登る上で、職責・役割の重みが異なることは当然言うまでもないと思いますが、それに応じて人としておおもとのところで異なるものは何かと言えば、「ものの見方」ですね。

 

読者の皆さんも、自分が課長として考えた企画について部長に根回し相談したところ、「そうだな、しかし、××の観点も加味してここは考えた方が良さそうだな」などと指摘されて(「あ、なるほど…」)などと思わされたご経験、おありではないでしょうか?

 
あるいは社長や担当役員に事業戦略の相談をした際に、自分が考えていた前提や枠組みを取り払っての「市場がそうならば、こっちから攻めてみた方がよくないか?」などの示唆に、目から鱗が落ちた経験などあるのではないかと思います。

 

もちろん課長や部長のあなたが部下に対して行ったアドバイスが、部下にしてみれば鋭い点をついていて、尊敬の眼差しを得たというようなご経験もあるでしょう。

 

いずれにしても、これらのこと…下の階層が見落としていたポイントを上の立場の人間が発見・指摘する…はなぜ、業種・業界や企業規模を越えて、そこここでよく起こるのでしょう?

 

 

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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