2018/10/26
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理論で固める経営戦略
第8回
「Nudge(ナッジ)を企業内で活用する」というマネジメント戦略(5)
- 経営

◇最もNudgeらしい施策「フィードバックの与え方」
前回では、Nudgeによって改善余地が大きく期待できる「②マッピングの理解」の方法論を見てきた。今回は、Nudgeの施策群において最もNudgeらしいと言える「④フィードバックの与え方」を扱っていく。
<セイラーのナッジの6つの示唆>(第4回 再掲)
①iNcentives(インセンティブの設計)
②Understand Mappings(マッピングを理解する)
③Defaults(デフォルト設定)
④Give feedback(フィードバックの与え方)
⑤Expect error(エラーを予想する)
⑥Structure complex choices(複雑な選択を体系化する)
「Nudge」は俗語で、「ひじで軽く突いて隣の人に合図をする」ことを意味する。
行動経済学におけるNudgeの施策で、この語源に最も近いのが「フィードバックの与え方」だろう。本人がぼんやりしていたり、気付かないままだったときに、気付きを得られるように注意を促すこの行動は、なかなか親切心溢れるものだ。
では、実際の私たちの身の回りの中には、どんなNudge的フィードバックがあるだろうか。
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