2017/06/13
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経営者力とEQの相関関係を読み解く
第4回
EQは必要なときにだけ使えば良い。EQスウィッチのオン/オフを共有せよ。(4/5)
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髙山 EQは「感情のスウィッチ」になります。「どのボタンを押せば(何をしたら)辛い気持ちが軽くなるか?」ということを、自分で知っておくことが大事です。
井上 たしかに、辛い局面でも踏ん張れるというか、しなやかに受け流すことができる人は、そういうスウィッチを持っているようですね。それを日頃から探し、見つけておく、と。
髙山 そうです。でも、それは困ったときにつぶやくおまじない――「ちちんぷいぷい」と同じです。おまじないだから、自分で勝手に決めていいんですよ。例えば、「辛いことがあっても、焼肉を食べれば気持ちが上がる」というおまじないを作り、実際に食べに行くんです。辛いことが続くなら毎日でもね。そういうおまじないをやっているうちに、EQの使い方がどんどん上手になります。
井上 自分でスウィッチをいろいろ作るのはいいですね。上手くいくための「おまじない」だと思ったら続ければいいわけですし。
髙山 食べると元気になったり、楽になったり、気分が良くなったり、食べるとご機嫌になる食べ物を見つけることもある種のスウィッチを見つけるのと同じですね。実は、誰もがそのスウィッチを持っているのですが、無意識に使っているのでスウィッチになっていないんです。「俺は、私はご機嫌スウィッチを持っているぞ!」と意識するだけでずいぶん楽になれます。食べ物以外でも、聴くと楽しい音、例えば音楽や風の音、波の音。見ると嬉しくなるもの、例えば笑顔や、海や山や森などです。辛くなったり、落ち込んだりして元気が出ないときは、それを聴いたり、見ることで気持ちは楽になります。楽になったり元気になる「感情スウィッチ」を知っているかどうかは、すごく大切です。
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