2020/06/02
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2020年代の企業変革を考える
第2回
起業して《経営参謀のプロフェッショナルチーム》をつくった理由。(Vol.2)
- スペシャル対談
- 経営者インタビュー
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井上 佐野さんがおっしゃるように今はコロナ禍によってパラダイムシフトが起きているわけですから、本当に良い形でこれを乗り越える――。コロナ以前に戻ってしまうのではなく、必要なものは定着させていくということを私個人としてもしていきたいと思いますし、世の中全般がそうなっていってほしいですよね。
佐野 だから「本当にやらなければいけない仕事って何だっけ?」と、いろいろなことを見直さなければいけないと思います。当社はテレワークの導入が早かったし、もともと制度としてあったので割とスムーズに移行できた方だと思いますが、4月になってから慌ててやっている会社は、何かをそぎ落としてテレワークをしているわけです。おそらくこの状態があと1ヵ月も続くと、「あれ? あの会議って要らなかったね」とか、「あの仕事は丸ごと要らない」とか、大企業だと下手したら「あの部署ごと要らなくない?」といった話も出てくるでしょう。
佐野 だから贅肉がそがれるという意味では、とんでもない劇薬による、すごくポジティブな意味でのリストラクチャリングになる。ちなみに、「リストラ」という言葉は日本人だけネガティブな意味で使っていますが、本来の意味は「事業再構築」です。ポジティブな意味でのリストラクチャリングについては、個人の仕事のレベルでも、チームのレベルでも、会社全体のレベルでも、経営者は真剣に向き合わなければいけないのではないか、と強く感じています。
井上 そのとおりですね。ところで、この話を深めていく前に、佐野さんのビジネスキャリアや価値観などについてもお聞きしたいのですが、2005年にご自分で会社を設立されるまでには、どのような経緯があったのですか。
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