2020/01/21
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社長を目指す方程式
第31回
高エンゲージメント組織を生み出すカギ 部下に聞きたい8つの質問
- キャリア
- ビジネススキル
- マネジメント
- 井上 和幸 株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO
今回の社長を目指す法則・方程式: ADPリサーチ・インスティチュート「エンゲージメントを測定する8つの文章」 |
こんにちは、経営者JPの井上です。
昨年来にわかにキーワードとして急浮上している「従業員エンゲージメント」、皆さんも最近あちらこちらでよく目にし耳にしていることでしょう。
これは従業員の企業に対する信頼の度合いを現し、従業員が会社の向かっている方向性に共感して自発的に貢献したいと思う意欲のことを指すとされています。私は、「モチベーション」と「コミットメント」を合成したワードというイメージでとらえて頂くとかなり近しいと説明しています。
そもそも、従業員がどれくらい自社の組織や業務に共鳴しのめり込んでくれるかは、古くて新しいテーマ。上司の皆さんも当然、自分のチームメンバーのエンゲージメントを高め、やる気と活力に溢れた集団とし、率いたいと思われていることでしょう。そこで今回は、従業員エンゲージメントはどうすれば高めることができるのかについて見てみたいと思います。
◆部下たちに聞きたい、8つの質問
今回ご紹介する理論はADPリサーチ・インスティチュートが19ヵ国において大規模調査を実施した「エンゲージメントを測定する8つの文章」とその結果です(※出典:「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」2019年11月号特集記事「組織図には表れないチームの力が従業員エンゲージメントを高める」)。
調査をリードしたのは同社の人材・パフォーマンス部門長でもあるマーカス・バッキンガム氏。同氏は、ご存知『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』の著者でもあります。「ストレングス・ファインダー」を試されたことのある読者の皆さんも多いのではないかと思いますが、これを一躍有名にした人でもあります。