TOP とことん観察マーケティング 逆転の発想のブックオフ躍進は、観察による逆転の歴史

2018/10/17

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とことん観察マーケティング

第5回

逆転の発想のブックオフ躍進は、観察による逆転の歴史

  • マーケティング
 

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

5回目のコラムです。

 

私は長年ブックオフコーポレーション株式会社の社外取締役をしております。この10月にブックオフグループホールディングスとなりました。28期目を迎えています。

 

きれいな立ち読みOKの古本屋として、大変な注目を集め躍進しました。
当時はリクルートの独立起業マガジン『アントレ』で創業者の坂本孝さんをよく特集したり、若手起業家を目指す方々の指導をしてもらったりしていました。

 

現在は、新刊書店の不調、音楽のダウンロードシフト、VODなど、ブックオフの主軸商品のもととなる新作の不調が、中古市場全体の課題になっています。

 

また、商品を広げるにも、セカンドストリート、コメ兵、トレジャーファクトリー、タックルベリーなど専門性の高いリサイクルショップの出現、ブランディアのような店舗を持たないプレイヤーの出現、メルカリなどの個人間売買の登場と、戦いがいのあるマーケットになっています。

 

今回は、ブックオフが中古劇場として大型店を増やしてきたきっかけについて書いてみます。

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、BOチャンス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、Merone、All in Motoins、はんのりとと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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