TOP スペシャルコラムドラッカー再論 マネジメントの階層的な構造が、間違った方向づけをもたらす。これを回避するには?

2024/10/18

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スペシャルコラムドラッカー再論

第433回

マネジメントの階層的な構造が、間違った方向づけをもたらす。これを回避するには?

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  • マネジメント


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「マネジメントの階層的な構造が、危険を大きなものにする。上司が言ったりおこなったり、何気ない言葉、習慣、あるいは癖まで、部下にとっては、計算され意図された意味あるものと映る。」(『チェンジ・リーダーの条件』、2000年)

「建前では人間関係が重要だといっているが、その実、部屋に呼びつけて言われるのは間接費の削減だ。ポストを手に入れるのは、経理への報告をうまく書ける者だ」というたぐいの文句が、あらゆる階層で聞かれるとドラッカーは言及する。
そのような状況では、仕事の成果があがるはずはない。当の間接費の削減もおぼつかない。組織とマネジメントに対する信頼は失われ、敬意も失われる。

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プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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