TOP 総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉 経営者に聞く!大切にしている言葉:Trim株式会社 代表取締役 長谷川 裕介氏

2024/07/11

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総集編!経営者・幹部の大切にしている言葉

第70回

経営者に聞く!大切にしている言葉:Trim株式会社 代表取締役 長谷川 裕介氏

  • キャリア
  • マネジメント
  • リーダーシップ
  • 組織


当メディアにて取材をさせていただいた方々にお聞きしている、「大切にしている言葉」。
あの経営者・幹部は、どんな言葉を大切にしているのでしょうか。
大切にしている理由とともにお届けする本企画。

今回は、「イマ、ココ、注目社長!」の特集にて取材させていただいたTrim株式会社 代表取締役 長谷川 裕介さんの言葉をご紹介します!

長谷川さんが大切にしている言葉は、

.
“Pay it forward”

亡くなった母には恩を返せないので、
次の世代の人たちになにかいいものを残していきたいというのが
この会社の行動原理です。

社員もみんなそこに共感してくれて頑張ってくれていると思います。

(長谷川 裕介)

 

授乳やおむつ交換ができる可動式の個室型ベビーケアルームmamaro(ママロ)。2017年に1号機が誕生してから7年、現在では650台が各地に設置されています。そんなmamaroを開発されたのが、長谷川裕介さん。

長谷川さんは、デザイナー会社の経営をされていたお父さまの紹介もあり、大学2年生のときからコピーライターの先生のいる事務所で丁稚奉公をされ、その流れで大学卒業後広告代理店に入社。コピーライターやプランナー、クリエイティブディレクターとして忙しい日々を過ごされ、広告の賞も受賞されました。大きな仕事に携わり、それが世の中の目に触れて「これ、俺がつくったんだぜ」と自慢できるのが嬉しかったと言います。

そんななかでキャリアの転換点となったのが、28歳でのお母さまの死でした。親孝行をしたいと思ってもそれができないことを後悔しているなかで、年の近い医療系ベンチャーの経営者と偶然知り合われました。そこで、同世代の青年が「亡くなった父のためにも、日本の医療を変えたい」と大志を抱いていることに衝撃を受け、自分もダイレクトに人の役に立つ仕事がしたいと感じ、その経営者の会社へ飛び込みます。

しかし、手がけていた授乳室の場所を地図検索できる無料アプリの事業化は、開発資金のストップにより中止に。次に授乳室を使うお母さんが困らないように、といわば「善意のバトン」ともいえるこのアプリを生き残らせたいと思い、最終手段としてアプリを買い取り、2015年にTrim株式会社を設立されました。

記事では、起業後のいつ資金がショートしてもおかしくない状況を乗り越えるまでの軌跡やベビーケアルームmamaro開発の苦難、今後の事業展開にいたるまでお話を伺っています。

ぜひ、ご一読ください!



▼取材記事はこちら

右肩上がりで設置数が伸びるベビーケアルーム。目指すは子育てのDX化。【前編】
右肩上がりで設置数が伸びるベビーケアルーム。目指すは子育てのDX化。【後編】

プロフィール

  • 長沼 彩

    長沼 彩

    KEIEISHA TERRACE編集部

    損害保険会社での業務企画、フリーランスWEBライターなどの経験を経て、2024年経営者JPに入社。
    「志高き経営者・リーダーたちが、集い、学び、執行する場の提供」という使命のもと、主にプラットフォーム事業本部で「KEIEISHA TERRACE」の運営や編集業務、コーポレートプロデュース部で対外広報業務に従事。

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  • 長谷川 裕介氏

    長谷川 裕介氏

    Trim株式会社 代表取締役

    神奈川県横浜市出身。
    大学卒業後広告代理店に入社。コピーライターとして大手企業案件を手がける。
    28歳のときに母を癌で亡くし、もっと直接的に人の役に立つ仕事に就きたいと考え医療系ベンチャーに転職。CIO(最高情報責任者)を務める傍ら、有志メンバーで授乳室・おむつ交換台検索アプリ「Baby map」を開発するも事業化が中止に。十分な親孝行をできなかった分、子育てで困っているお母さん達を助けることで、母への恩返しをしたいと考え、事業を買い取り2015年11月にTrim株式会社を設立。
    同アプリ運営から見えてきた「圧倒的な授乳室不足」という社会課題を解決すべく、完全個室のベビーケアルーム「mamaro」を2017年に開発し特許を取得。工事不要で設置が出来る手軽さと、アプリとの連動による利用状況閲覧サービス等のソフトウェア搭載のベビーケアルームとして設置を拡大し、商業施設や駅、観光施設を中心に設置台数実績650台(2024年4月現在)まで拡大。広告事業や屋外設置型ベビーケアルームもリリースし、ミッションに掲げる「よりよい子育て環境を提供する」を実現すべく、日々邁進している。

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