TOP とことん観察マーケティング 【小樽訪問】エンターテインメントは地方を救えるか?

2024/02/08

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とことん観察マーケティング

第99回

【小樽訪問】エンターテインメントは地方を救えるか?

  • マーケティング

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまいがちです。足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正が小さくなります。

 

99回目のコラムです。地方創生の商談で小樽に行ってきました。2泊3日でしたが、観光都市として成長していく課題がいろいろありましたので、記してみます。

 

北海道にはエンターテインメントな仕事の記憶がたくさんあります。

わたしは、ローソンに所属していた時に、エンタテイメント部長や日用品部長、エンタテイメント本部長、サービス本部長、マーケティング本部長、商品本部長補佐、ローソンチケット社長と、たくさんの大役をさせていただきました。ローソンと言えば、Loppi。Loppiといえば「水曜どうでしょう」。ローソンの北海道支社が北海道テレビ(HTB)の人気番組「水曜どうでしょう」を、DVDで独占発売していこうと交渉しました。当時は、ローソンは、エンターテインメントに詳しい人も少なく、担当のマーチャンダイザーが独断で企画したのですが、それが少し年月をかけて全国にとどろくコンテンツになりました。

 

その大泉洋さんをマネジメントするクリエイティブオフィスキューさんともチームナックスの公演や、所属するロックバンドのJake stone garageのサポートで協業しました。また、ローソンチケットの社外取締役もしていただいていた小島社長率いる北海道最大のイベンター株式会社WESSの大きなフェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL」も大事なコンテンツでした。このコラムでも紹介したことがある、世界をメイクで幸せにするメイクスマイルアーティストのミワンダフルさんも北海道出身。そして、ミワンダフルさんに紹介していただいた初音ミクのライセンサーのクリプトン・フューチャー・メディアさん。雪まつりにて雪ミクメイクを展開しました。北海道のエンターテインメント業界は、みなさんつながっていて北海道から東京へ、そして世界への発信を続けています。

 

小樽に行き、街の課題を観察

商談で行ったのですが、街の課題も感じようと少し余裕があるスケジュールで回ってみました。小樽と言えば、小樽運河クルーズや北一硝子などのガラス細工店、漁港直送の寿司屋通り、北のウォール街と呼ばれた金融の重厚な建物の数々、ちょっと余市まで足を延ばして、ニッカウヰスキーの原点である余市蒸溜所などが浮かんでくると思います。人気のメインスポットは、北一硝子や大正硝子館や、多くの海鮮丼の店舗が立ち並ぶ堺町通り。古くからの伝統も生きているが、新しいアートのチャレンジも見受けられました。

 

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、BOチャンス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、Merone、All in Motoins、はんのりとと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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