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2023/11/30

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ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術

第174回

うまくいかなくて、ちょうどいい

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  • キャリア

 

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「やめたい」と思ったら、感謝することを、思い出そう。

「やめたい」と思ったら、感謝することを、思い出そう。

「やめたい」と思うことがあります。
 
部下にもあります。
 
上司にも、あります。
 
そう思った時が、チャンスです。
 
「やめたい」と思ったら、やめてもいい。
 
「やめてはいけない」と思っているから、しんどくなります。
 
「やめることができない」と思っているからしんどくなります。
 
その前に、感謝することを、思い出してみましょう。

感謝することを思い出した後で、やめるかどうか、もう一度考えてみる。
 
それからでも、遅くはありません。
 
「やめたい」と思っていいのです。
 
「やめたい」と思う時は、忘れていた感謝を思い出すチャンスでもあります。

あの人は、悪意があるのではない。知らないだけだ。

むっとする部下がいます。
 
むっとする上司がいます。
 
むっとするお客さんがいます。
 
むっとするサービスマンがいます。
 
むっとするのは、理由があります。
 
相手の言動に、悪意を感じるからです。
 
あなたに嫌なことをする人は、悪意があるのではありません。
 
悪意があると思うと、むっとします。
 
嫌なことをするのは、ただ、ちょっと無知なだけです。
 
わざとではなく、知らないだけなのです。
 
無知だと考えると、イラッとせずにすみます。

イラッとすると、疲れる。笑うと、疲れが取れる。

イラッとすると、疲れます。
 
 疲れると、ますます、良いアイデアが出なくなります。
 
 いいアイデアが出ないと、考え方が後ろ向きになります。
 
 「なんで、こうなんだ」と、ますますイライラします。
 
 イラッとするのが、一番エネルギーをムダに消耗します。
 
 エネルギーのムダ遣いは、二重遭難です。
 
 イラッとしなくてもいいのです。
 
 エネルギーの回復方法は、笑うことです。
 
 笑うことで、エネルギーを取り返すことができます。
 
 同じ状況で、イラッとすることも、笑うこともできます。
 
 コントのシチュエーションは、イラッとする状況です。
 
 「これは、コントのネタだな」
 
 と考えることで、笑い飛ばすことができます。

こちらには、事情がある。相手にも、事情がある。

「こっちにも、事情があるんだ」と、つい怒鳴りたくなります。
 
 きっとそれは、相手も思っています。
 
 事情は、すべての人にあります。
 
 おたがい事情があると気づ付けば、チャラになります。
 
 こっちにだけ事情があって、相手にはないと考えると、しんどくなります。
 
 こっちは、精一杯です。
 
 相手も、精一杯です。
 
 お互い精一杯です。
 
 「こっちには、事情があるんだ」と怒鳴るかわりに、
 
 「そっちにも、事情があるんだ」と怒鳴ってみましょう。
 
 必死なのは、自分だけではありません。
 
 相手は、いい加減なのではありません。
 
 相手も、必死なのです。

他人に感じるストレスは、自分に対するストレスだ。あの人の前に、自分を許そう。

反りがあわない人がいます。
 
 性格が正反対なのではありません。
 
 正反対な人には、ストレスをそもそも感じません。
 
 自分と似ている人に、ストレスを感じます。
 
 「あの人のココが嫌い」という時、それは「自分に似ている部分」です。
 
 自分を許せないので、あの人を許せないのです。
 
 もっとも自分を疲れさせているのは、あの人ではありません。
 
 自分を許せない自分自身なのです。
 
 相手を許す前に、自分を許してあげることです。
 
 許すとは、「それはそれで、かわいい」と感じることです。

ガッカリするのは、期待が大きすぎたから。期待しすぎないと、ガッカリしない。

ほぼ99%まとまりかけた話が、ポシャることがあります。
 
 その時のショックは大きいです。
 
 「それなら最初から、断られたほうが、良かった」と感じてしまいます。
 
 本塁でタッチアウトになるのが、一番痛いです。
 
 「まだ、三振の方が、良かった」と感じます。
 
 がっかりするのは、期待していたからです。
 
 期待がなければ、がっかりもしません。
 
 期待するのは、いい。
 
 期待しすぎないことです。
 
 期待しすぎたのは、自分の側の勝手です。
 
 期待が大きいと、ガッカリも大きくなります。
 
 ワクワクしながら、同時に期待を持ちすぎないことも可能です。
 
 話がまとまりそうな時ほど、期待せずに、楽しみに待ちましょう。

この記事は、アイティメディア株式会社の許諾を得て
「ITmediaエグゼクティブ『ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術』」
の連載から転載したものです。無断転載を禁じます。

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プロフィール

  • 中谷 彰宏氏

    1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。博報堂勤務を経て、独立。91年、株式会社中谷彰宏事務所を設立。 【中谷塾】を主宰。全国で、セミナー、ワークショップ活動を行う。【中谷塾】の講師は、中谷彰宏本人。参加者に直接、語りかけ質問し、気づきを促す、全員参加の体験型講義。 著作は、『「理不尽」が多い人ほど、強くなる。』(きずな出版)など、1050冊を超す

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