TOP とことん観察マーケティング なぜか印象に残る日清食品のTVCM

2023/11/30

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とことん観察マーケティング

第96回

なぜか印象に残る日清食品のTVCM

  • マーケティング

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

96回目のコラムです。私の顧問先に、聡研プランニングというリクルートの『ゼクシィ』の付録などを創っていノベルティや営業ツールをつくっている会社があります。その会社では、私も出席させていただく毎月の営業会議でマーケティング事例共有を社員が持ち回りでやっています。11月の会議ではロングセラー商品をたくさん持つ日清食品の戦術の共有がされました。非常によかったので、それに触れてみたいと思います。

 

次々にステキなグッズをつくる、聡研プランニング

私のリクルートのマーケティング局時代のメンバーである一川直子社長が経営している結婚情報誌『ゼクシィ』をはじめとした雑誌付録や企業ノベルティ、OEM商品などを高い品質で制作している会社です。クライアントからはアイデアから品質管理まで圧倒的な支持があります。最近では、特許庁意匠取得している「あしもとネットクッション」が、多くのプロ野球球団からオファーされています。みなさんも球場で、カバンをあしもとに置いていたら後ろの席の人がビールをこぼしてしまい、カバンが汚れてしまったというような経験はないでしょうか。

 

この商品は、イスに引っ掛けてクッションになり、座席の裏にネットがかかって、荷物が地面につかないで済むという待望の商品になっています。クッションには、ロゴや推しの選手などがプリントされて応援グッズにすることもできます。このような画期的なオリジナル商品も開発している会社です。各球団からお声がかかり、うれしい悲鳴を上げています。制作物の品質管理は雑誌というミスしてはならない仕事で鍛えられてきましたので、とても信頼されており、次々にステキなグッズを創っています。

 

注目を集めつづける、日清食品のTVCM

ラーメン系だけをとっても、チキンラーメンや出前一丁、U.F.O.、ラ王、カップヌードル、どん兵衛、麺職人、カレーメシ・・・。知らない人がいない商品たちです。もちろん他のジャンルの商品も王道のものが多いですね。創業者の安藤百福氏が1958年に世界発のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明したのがスタートです。そして、1971年には世界初のカップ麺「カップヌードル」を発明しています。安藤百福氏のマーケティングは多くの書籍やTV番組でも取り上げられているので、一度触れてみてもいいのではないでしょうか?

 

ユニークなTVCMが多く、評判は「日清食品 CM 面白い」「日清食品 CM 気持ち悪い」と分かれているようですが、2021年にはプロマーケターが選ぶ「マーケティングを見習いたい国内企業」で2位に大差をつけて1位になっています。カンヌグランプリに選ばれた日清食品カップヌードル「hungry?」シリーズは、ずいぶん前のことですが真っ先に浮かんできます。...

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、BOチャンス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、Merone、All in Motoins、はんのりとと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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