TOP 成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」 退屈でわかりにくい会計が面白くなる! 深く学べる!/ 『教養としての「会計」入門』

2023/06/16

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」

第176回

退屈でわかりにくい会計が面白くなる! 深く学べる!/ 『教養としての「会計」入門』

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。


今回は『教養としての「会計」入門』。本書の編集を手掛けられた、日本実業出版社の角田氏に見どころを伺いました。

会計はビジネスを語るための基本言語

皆さんの会社でも、「売上高を上げろ!」「費用を下げろ!」「利益を出せ!」「減価償却が終わっていないからシステムの取り替えはできない」「内部留保がこれだけあるんだから、もっと給料を上げろ」「ROE8%以上をコミットすべき」というようなことが日常的に言われていると思います。この売上高、費用、利益も、そして減価償却、内部留保、ROEもすべて会計の概念です。
ガリレオ・ガリレイは「宇宙は数字という言語で書かれている」と言いましたが、「会計という基本言語を知らずしてビジネスは語れない」と、著者の金子智朗氏は言います。

会計を教養として身につけておくべき理由

例えば、多くの会社で実施されている業務改善。一般的に、無駄な仕事を削減し、同じ仕事を今までよりも短時間でできるようになると、「業務改善ができた」と、何か良いことをやった気にもなれるのではないでしょうか。
ところが、それで売上がどれだけ上がったのか、費用がどれだけ下がったのかと言うと、全く何も変わっていないということが珍しくありません。

 

金子氏はそういう業務改善を「自己満足の業務改善」と言っていますが、そういう業務改善は世の中に山ほどあります。そうなるのも、仕事を会計数値に結びつけて考えていないからです。

 

だから、すべてのビジネスパーソンは、会計を教養として知っておく必要があるのです。会計が理解できれば、仕事上の判断、より具体的に言えば、ビジネス上の戦略や戦術などの意思決定が正しくできるようになります。また、周囲に与える説得力も違ってくるはずです。さらに、経済ニュースも正しく深く理解することができます。なぜなら、経済ニュースは会計という言語で語られているからです。

会計専門家でない人が会計を学ぶときにやってはいけないこと

会計は非常に広く、しかも細かいルールが山のようにある分野です。その細かい部分にいきなり立ち入ったら、すぐに迷子になります。面白くもありません。それは、森を見ずして木も見ず、いきなり枝葉を見るようなものです。
これは、会計を学ぶうえで最もやってはいけないことです。木を見る前に森を見る。その大局観があれば、木や枝葉は自ずと見えてきます。逆に、森の全体像から木や枝葉の様子の想像がつくという力こそが、ビジネスパーソンにとっての教養なのです。

 

本書は、会計専門家ではない一般のビジネスパーソンを対象に、会計を大局的に理解し、基本的な概念と考え方を学ぶことを目的としています。タイトルに「入門」とあるとおり、財務会計、管理会計、税務会計の超基本から論点までを「会計は退屈で、わかりにくい」と思っている初学者にもわかりやく噛み砕いて解説しています。

数多ある会計入門書の中で、本書を読むメリット

会計を教養として学ぶうえでもう1つ重要なことは、言葉の正しい意味を学ぶことです。言葉は概念そのものです。教養のある人は言葉遣いが正しく、美しいものです。

 

例えば、「...

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プロフィール

  • 角田 貴信氏

    角田 貴信氏

    日本実業出版社 第一編集部

    担当書籍に、『決算書の比較図鑑』『簿記がわかってしまう魔法の書』『武器としての会計思考力』『武器としての会計ファイナンス』『粉飾&黒字倒産を読む』『この1冊ですべてわかる 原価計算の基本』『教養としての「所得税法」入門』『教養としての「金融&ファイナンス」大全』『もしも世界に法律がなかったら』『超一流のクレーム対応』などがある

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