TOP とことん観察マーケティング 仙台から全国へ。地方イベンターの魂を感じてきた。

2022/11/17

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とことん観察マーケティング

第78回

仙台から全国へ。地方イベンターの魂を感じてきた。

  • マーケティング

野林徳行です。「KEIEISHA TERRACE」にてマーケティングコラムの連載をさせていただいております。

 

多くの企業では、『カスタマーを知る』ことが大事と言いながら、足元の数字を優先してしまいがちです。足元はもちろん大事ですが、カスタマーを知ることで既存事業のPDCAは回りやすくなり、新規事業の立ち上がりは早くなります。または修正が小さくなります。

 

78回目のコラムです。今回は、仙台を拠点とする大きなイベント会社SVCホールディングスのプレゼンテーション大会の審査員と、キックオフの基調講演に呼んでいただきました。幹部を入れても平均年齢31歳という若くて勢いのある会社です。その時に感じたことを記していきます。

 

SVCホールディングス小林康隆社長との出会い

わたしがリクルートに勤めていた時、筆頭株主がダイエーになったことがあります。そこでリクルートとダイエーのコラボ事業がたくさん検討されました。全国マネジャー会議が当時の呼び名は定かではありませんが、福岡ドームで行われたり、ダイエー傘下であったローソンの専用雑誌「ラクダス」が発行されたり、福岡の活性化プロジェクトがあったりしました。

 

その後、わたしは偶然にもローソンに転職することになります。ローソン本社で、エンタテイメント本部長、サービス本部長、マーケティング本部長、商品本部長補佐を兼任するわけですが、最後のローソン生活は、ローソンエンターメディア(ローソンチケット)の社長でした。このローソンチケットももともとはダイエーチケット。そこから日本中のイベンターの出資で、すべてを扱うチケット企業になりました。

 

リクルートの後輩が、銀座でもう18年も続けているBarがあります。小林社長はそこの常連でした。当時のSVCはリクナビのイベントをメインに事業をしていたこと、元ダイエーの方であったことなどで盛り上がり仲良くなりました。このBarの15周年パーティーもSVCのおかげで本当にすばらしいイベントとなりました。イベント屋魂をものすごく感じる社長であり、会社です。

 

東日本大震災を経験して

SVCのホームページには、こう記してあります。

.
2011年3月11日。
私たちは、未曾有の震災を経験しました。
震災後、東北の人たちをどうしたら元気にすることが出来るのか
どうやったら心が晴れやかになるのか
暗中模索をしながら必死に考えてきました。

 

待っているだけでは何も変わらない。
立ち上がることの大切さ、動き出すことの大事さを学びました。

 

私たちはイベントの可能性を信じています。
イベントで人と出会い、人生が変わる。
イベントで感動が溢れ、日常が豊かに、そして心が晴れやかになる。

 

未来に向かうには、動き出...

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プロフィール

  • 野林 徳行氏

    野林 徳行氏

    有限会社オフィスフレンジー 代表

    1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1987年リクルート入社。経営企画、事業戦略、商品企画、プロモーションプランニングなどを担当し、カスタマーを知ることに徹底的にこだわった行動で各事業の業績向上に寄与。ブックオフコーポレーションへの出向を経て、2003年ローソン入社。執行役員としてマーケティング、エンタテイメント、商品開発を担当し、数々のヒット企画を生み出した。2010年ローソンエンターメディア代表取締役社長に就任。2012年レッグス入社。CMOとしてキャラクターを活用した販売促進を強化。2016年FiNC CMO就任。人工知能を活用したヘルスケアアプリのマーケティングを推進。現在は、有限会社オフィスフレンジー代表、高木学園理事兼英理女子学院高等学校マーケティング講師、NewsTV取締役、4DT取締役、ログノート監査役。さらに、ブックオフグループホールディングス、聡研プランニング、ニューネックス、助成金制度推進センター、メローネと多岐にわたる業種で顧問を務める。著書「とことん観察マーケティング」をベースにした講演・研修を実施中。

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