TOP イマ、ココ、注目社長! 大河にあらがう小島をいくつも作り、日本の介護課題を解決に導く。【前編】

2022/08/31

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イマ、ココ、注目社長!

第258回

大河にあらがう小島をいくつも作り、日本の介護課題を解決に導く。【前編】

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ケアプラン作成支援AI「ミルモぷらん」や、介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモネット」などを提供する株式会社ウェルモは、山積する介護領域の課題を先端技術で解決しようと気を吐くベンチャーのひとつです。
代表を務める鹿野佑介さんは、お題目だけで終わらせない「世のため人のため」をどこまでも貫く実直の人。前編では、自分の腕で勝負している家族に囲まれて育ち、「経営者にとって一番大切なのは公益性である」と早い時期から気づいていた鹿野さんが、ファイナンス領域の学びを経てIT化が望まれる介護業界で、IT起業を志すまでをお伝えします。

(聞き手/井上 和幸

 

社会の課題解決を考えない会社に人生を振り切れないと思った

――大学を卒業されて最初に入社したのがワークスアプリケーションズです。当時、どのような仕事観を持って選択されたのですか?

 

鹿野 金融論を専攻していたので、採用試験を受けたのもほとんどが金融系の企業でした。ただ、インターンシップを経験する過程で、金融機関の堅いピラミッドの存在に気づいてしまいました。僕の家系には経営者が多く、会社員はほとんどいません。その環境で育った自分には、金融業界の文化は合わないのではないかと感じました。もともと仕事は「業種」より「文化」で選びたいと思っていたので、ベンチャー的な風土が根強いワークスアプリケーションズ(以下、ワークス)への入社を決めました。ちなみに僕の幼なじみから「(ワークスアプリケーションズの風土が)合っていると思うから受けてみたら?」とアドバイスを受け、応募したら内定をいただいたという経緯です。
それまでは、IT系の企業はほとんど受けていませんでしたが、私もワークスのエネルギッシュなカルチャーに共感していました。

 

――ちなみに、経営者家系ということですが、親族の方はどんなことをされているのですか?

 

鹿野 母の実家が東大阪で、中小企業が多いエリアです。祖父が木型の工場をやっていました。小さい頃に遊びに行くと、家の隣にある工場で、普段なかなか見られない機械などを触らせてもらったりして、すごくおもしろかった。
父は繊維を専門とする商社マンだったのですが、その後独立しました。子どもの頃家に帰ると、外国の方がしょっちゅう商談で家にいて(笑)。母もカウンセラーとして独立し、テレビに出演できるくらいまで頑張っていた人です。そういう、好きなことをやりたい放題やっている大人たちに囲まれて育っていましたし、親族みんなが口を揃えて「人のために」「社会のために」と働いている姿を見てきたので、ビジネスとは、そういう意思があって回っていくものなのだという...

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プロフィール

  • 鹿野 佑介氏

    鹿野 佑介氏

    株式会社ウェルモ 代表取締役CEO

    一般社団法人日本ケアテック協会 代表理事、東京大学 高齢社会総合研究機構 共同研究員。大阪府豊中市出身。株式会社ワークスアプリケーションズにて人事領域のITコンサルタントを経て東証一部上場企業人事部へ。8か月間にわたり、仙台から東京・福岡まで、計400法人を超える介護事業所にてボランティアやインタビューを実施。現場の働きがいに課題意識を持ち、2013年ウェルモを創業。 講師・委員・出演等: 厚生労働省、総務省、経済産業省、文部科学省、国立研究開発法人日本医療研究開発機構、日本老年医学会、筑波大学、北九州市立大学、横浜市、福岡市、各介護支援専門員協会、各老人施設協議会、NHKクローズアップ現代、日テレNEWS24、日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞など Forbes JAPAN 200 SUPERSTAR ENTREPRENEURS選出(2021)、日本経済新聞「NEXTユニコーン」ランキング選出(2020)、週刊東洋経済 すごいベンチャー100選出(2020)、Forbes JAPAN 日本のスタートアップ大図鑑選出(2020/2019)、Forbes JAPAN NEW INNOVATOR ⽇本の担い⼿99選出(2018)

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