2022/09/02
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イマ、ココ、注目社長!
第260回
超小型陽子線がん治療装置で多くの命を救いたい。【前編】
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- 経営者インタビュー
- 古川 卓司氏 株式会社ビードットメディカル 代表取締役社長
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年間100万人を超える新規のがん患者。その治療法には、外科的治療(手術)に加え、薬物治療、放射線治療があります。特に陽子線治療などの放射線治療は、がんを安全かつ効果的に治療する方法として注目を集めています。しかし、ネックなのは治療装置が大型で高価なこと。そのため普及が進んでいないのが現実。そうした中で、株式会社ビードットメディカルは、従来にはない小型で低価格な陽子線治療装置の製造・販売に乗り出しています。
代表取締役社長の古川卓司氏は、放射線医学総合研究所(放医研)の研究員として放射線医療装置の研究開発に携わったのち、放医研発のベンチャーとしてビードットメディカルを2017年に起業。同社が開発した超小型陽子線がん治療装置は、現在薬機法承認に向けた準備中で、順調にいけば年内にも医療機器として認められる予定です。「少しでも多くのがん患者を救いたい」という思いから起業に踏み切った古川氏に、がん治療にかける思いとその現在地について、お話をうかがいました。
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