TOP 社長を目指す方程式 上司が「1つ上の活躍」をするために、2022年に鍛えるべき5つの力

2022/01/31

1/2ページ

社長を目指す方程式

第82回

上司が「1つ上の活躍」をするために、2022年に鍛えるべき5つの力

  • キャリア
  • ビジネススキル
  • マネジメント

「学び続ける力」を持つ人材こそ抜擢したい

そして残りの1つは「学び続ける力」。学習力であり、習慣化力ですね。

そもそもどのような仕事、事業、組織、経営にも、これで終わりという完成形はありません。時代ごとに変化や対応を求められます。なにがしかの責任を負う立場のリーダーであれば、「日々勉強」を生涯、自らに課すことになります。おごらず、過去の成功に縛られず、あらゆる事象や世代から学び続ける力が求められます。言われたことだけをやるのであれば勉強不要かもしれませんが、それでは昨今言われる通り、人工知能(AI)に駆逐されてしまうでしょう。

さらには優れたリーダーの共通項として、自分の専門性や経験を「方法記憶化」(無意識的に再現できるレベルまで記憶化すること)されるまで徹底的に繰り返し反復する習慣化力をお持ちであることが挙げられます。

デキる経営者は、事業においてもプライベートにおいても、自分はまったく苦に思っていないのに、周囲から見ると「えーっ、そんなことを、そんなにやっているんですか?!」という驚きの習慣をいくつか持っていることが多いですね。自分が時間とお金を一番使っているところに、その人の持ち味、強みが潜んでいます。あなたが一番、時間とお金を使っていることは、何でしょう? ぜひチェックしてみてください。

私たちは、「学び続ける力」の有無を評価するポイントとして、「過去の蓄積に留まらず、常に外部からの新たな知見を吸収しようとしているか」「常に学んだことを現場に活かし、現場で沸いた疑問や不足事項を学びに行っているか」を見ています。

*         *         *


これからを勝ち抜くために個々の人材レベルでもマクロの雇用対策においても最重要施策としてリスキリング(学び直し)が言われています。これから活躍し続ける上司は、学び続ける力「学習力・習慣化力」を持つ人であることは間違いないでしょう。
2022年、飛躍を目指す上司の皆さんには、ぜひとも5つの力を棚卸し、強化を図り、これらを発揮されることでポストコロナに向かって大躍進ください!


※経営者JPでは今回ご紹介した“5つの力”をチェックできるオンライン診断をリリースいたしました。(無料の簡易版レポートと有料の詳細版レポートがあります。)

 

経営者力診断」(経営人材度アセスメント)

当社が創業以来、蓄積してきた経営人材に関する膨大なデータと、各因子の特定・解析を基に、経営人材度を客観指標で明らかにするオリジナルのアセスメントです。

・自社の管理職登用・経営幹部登用の参考資料として、経営層育成・経営層選抜の参考資料として、活用したい。
・自社の幹部採用時に選考の参考資料としたい。
・経営者・経営幹部として、日頃発揮している力のセルフチェックをしたい。
・リーダー・管理職として今後、経営陣を目指すに当たり自身の力の確認と求められる要素を知りたい。

上記のような目的でご活用いただけます。ぜひアクセスください。

経営者JPのコンサルタントにキャリアの相談をする >


※担当希望コンサルタントがいる場合は連絡事項欄にご記入ください
※現状ご経験に合う案件情報が無い場合には、案件情報が入り次第のご面談とさせて頂く場合がありますこと、あらかじめご了承ください

この記事は、「SankeiBiz『井上和幸 社長を目指す方程式』」の連載から転載したものです。
無断転載を禁じます。
Copyright (c) 2021 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved
.

 

1 2

プロフィール

  • 井上 和幸

    井上 和幸

    株式会社 経営者JP 代表取締役社長・CEO

    1966年群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、株式会社リクルート・エックス(現・リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に株式会社 経営者JPを設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

    この登場者の記事一覧をみる