TOP 経営幹部・エグゼクティブのためのキャリア&転職を考える 内定確度を上げる職務経歴書の書き方

2022/01/14

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経営幹部・エグゼクティブのためのキャリア&転職を考える

第21回

内定確度を上げる職務経歴書の書き方

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突然ですが、転職活動において職務経歴書の重要性を皆さんはどのようにお考えでしょうか。

 

日々経営幹部のみなさんの転職支援をさせていただく中で、職務経歴書を拝見する機会を多くいただいています。そういった中で僭越ながら職務経歴書の作成に関するアドバイスなどさせていただくこともあるのですが、みなさんのお手元にある職務経歴書は機能を最大限発揮できているでしょうか。

 

今回は経営幹部の転職において、内定確度を上げる職務経歴書を作るために確認したい2つのポイントについて解説していきます。

 

ポイント1:これまで何をしてきた人なのか過不足なく説明できているか

一つ目のポイントは、ご自身がこれまで歩んできたキャリアがしっかりと説明されているかです。

 

よく記載内容が多くなってしまうことに対するご質問をいただきます。
重複する内容が多かったり、だらだらと冗長的な文章になったりしている場合を除きますが、結論から申し上げると情報量が多いが故に職務経歴書の記載内容が多くなること自体は何の問題でもありません。むしろこの記事を読んでいただいている経営幹部のみなさんであれば、記載する内容が多いに決まっている、くらいのご認識を持っていただいてもいいように思います。

 

各社、各部署にて、いつ、どんなポジションで、どのような職務を任されて、どういった貢献をされてきたのか、抜けもれなく明記するようにしましょう。担当業務を「経理財務部長として経理・財務業務全般のマネジメント」といったようにまとめる方をたまにお見かけしますが、業務内容や管掌領域は具体的に記載するに越したことはありません。

 

例えば、資金調達に強みのある方をCFOとして採用したいといったニーズがある募集をかけた企業の書類選考担当者は、調達実績に関しての記述を中心にどういったご経験を積まれてきているのかを確認したがることは容易に想像できると思います。その際に参考になる情報が「経理財務全般」といったものであると、記載されている内容が、採用企業側が求めている要件にマッチするのかを判断する材料としてはよいものとは言えないでしょう。抽象的な表現ほど採用企業側が当該ポジションに明確に求める経験を満たしているかどうかという観点で読み手に情報が届きにくくなってしまうことがあるので、「何ができる人なのか」「これまで何をしてきた人なのか」が読み手に伝わるように過不足なく、かつ、具体的に職務内容を記載できているのか確認してみましょう。

 

ポイント2:読み手が再現イメージを想起できる実績の記載の仕方ができているか

職務内容の次に確認すべきは実績の記載です。

 

実績と聞くと「事業部長就任後、初年度で事業成長率昨対120%を達成」や「経理財務部長として経営陣に新規会計システムの導入を提言、導入のためのプロジェクトチームをリードし3か月で実現」などといった記載をイメージされる方も多いことと思いますが、経営幹部層の転職活動に使用する職務経歴書としてはこの書き方では不十分です。

 

実績の記載をする際は

 

(1)当時どういった課題があり
(2)その課題を解決するためにあなたが何をして
(3)その結果どういった実績が出たのか

 

を明確にしてショートストーリー調で記載するようにしましょう。

 

先述した実績を上記の3点に着目して記載しなおすと、

 

(1)事業部長就任時、既存のクライアントへのクロスセル、アップセルの動きがかけ切れていなかったため
(2)カスタマーサクセス部門の立ち上げ、メンバーの採用から育成、アプローチ対象の選定と業務フローの設計まで事業部長と兼任し実施
(3)新規のクライアント獲得とともに既存クライアントからの追加受注をお預かりできる体制構築に成功し、事業成長率昨対120%を達成

 

といった形になります。

 

幹部採用においては、採用企業側には採用を通して解決したい明確な課題や、採用した人材に入社後に任せたい明確なミッションがあります。そういった課題解決に対して自社のアセットを使ってどのようなアプローチ方法で、どの程度コミットして活躍してもらえるのかといった観点は当然のことながら採用の意思決定時の大きな軸となっています。

 

そういった意味ではポイント1で解説した「何ができる人なのか」を書類選考時に確認するのは当然のこととして、「どういう手段をとって何を成し遂げてきた人なのか」という実績を出すまでのプロセス(考え方や着眼点、課題解決のための動き方、周りの人間の巻き込み方等)まで、職務経歴書から伝えることができると、入社後の再現性の部分や、人物タイプのマッチング度合いといった観点でも判断ができるようになり、「ぜひこの人とお会いしたい!」といった結論になることが期待できます。

良い職務経歴書は面接の構成をも変える

ここまで職務経歴書の確認すべきポイントについて解説をしてきましたが、先述したポイント2点を満たしている職務経歴書は書類選考通過後の採用面接の構成にも大きく影響してきます。

 

転職活動の面接において多いパターンは1時間の設定の中で、冒頭の20分から30分を使って会社説明や事業内容の説明があり、自己紹介も含めこれまでのご経験や実績のすり合わせや、今回の転職理由、キャリアの志向性の確認など一通りやり取りをして、最後余った10分程度質疑応答をして終了といった流れですが、書類選考の段階で実績を出せた背景など記載ができていれば、余計なすり合わせ時間をカットすることができ、応募先企業にジョインした後どんな貢献ができそうかといった内容や、組織が抱えている課題に対してどんなアプローチができるのかといったディスカッションの時間に後半の30分程度を充てることができるようになります。多くの企業で面接後、高くご評価いただける候補者の方々には面接の後半をディスカッションに時間をあてられる方が多いようにも思います。

 

当コラムで確認した2つのポイントを確認し、有意義な転職活動を行えるような職務経歴書を作成していただけますと幸いです。
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